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サーフでサーモンフィッシング

Oct.22, 2002 秋はやっぱり秋味!

北海道の秋の味覚を代表する鮭。北海道ではこの時期獲れる鮭の事を『秋味(アキアジ)』と呼んでいる。毎年8月のお盆が近づくと全道の太公望達はソワソワしはじめ、入念に道具や仕掛けをチェックする毎日となる。私もそんな一人で、スーパーマッケットの魚売り場で『根室沖産秋鮭』なんていうのを見つけると『今年も来ましたなぁ…』と、にやけるのである。孵化事業が大成功したお陰で近年鮭の値段が下がり、実際には釣って食べるより、スーパーで買ってきた方が遥かに安い。しかし、そこは魚釣り。あの豪快な引きを味わっておかないと年を越せないのだ。全道各地で釣果が聞こえるようになり、いよいよエンジンがかかった。この時期になると朝の冷え込みが厳しくなってきて布団からなかなか出られない私だが、この時ばかりはスパッと起き、早朝3時に出発。襟裳を目指した。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ1

鮭の遡上が見られる河口海岸一帯が基本的な釣り場となる。(河口規制などの遊漁規制が設定されている箇所が多くあるので注意)しかし、たくさんある秋鮭釣りの釣り場の中で私がここ襟裳を選んだのには訳がある。今年、襟裳の秋鮭の中で『銀聖(ぎんせい)』という名前が付けらた鮭がいるのだ。襟裳沖で水揚げされる秋鮭の中で10~20匹の中に1匹程度の割合で獲れ、通常の秋鮭と違って全くブナ(婚姻色)が入っておらず、全身銀白色で鼻も尖っていない。通常のものより脂がのっていておいしいのだそうだ。今回の本命はこの銀聖。正確には『沖獲り』ということだから『銀聖』ではないのかもしれないが、この地域一帯の釣り場では昨年も随分銀ピカで太った秋鮭が釣れた。「今年も釣るぞぉ!」と期待に胸を膨らませながら車を走らせる。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ2

現地が近づくに釣れて天候が悪くなってきた。嫌な予感。襟裳は道内屈指の風の強い地域だ。浦河を過ぎると海は手を付けられないほどになっていた。当初予定していた様似海岸を諦め、さらに先の歌別漁港に場所を移す。襟裳岬に近づくほど風は強さを増すが、海が時化てくると魚が大量に漁港内に非難してくる事が多い。しかも、防波堤のお陰で風と波が周りより穏やかなため、けっこう釣りになってしまうのだ。それにしても、こんな悪天候に釣りに来る物好きは私ぐらいか?と思っていたが、着いてみてビックリ。すでに10人程が竿を振っている。これにはさすがに驚いた。駐車した車が激しく揺れ、立っているとフラフラするほどなのに…。風を凌げる所に車を止めしばらく様子を見る。「いた!」鮭は時折背びれが出るほど水面を泳いだり、ドボーンと飛び跳ねたりするので魚がいればすぐにわかるのだ。この荒れ模様には少々挫けそうだったが、思い切って車を飛び出し支度を始める。魚の群れの位置を確認し、風向きや停舶している漁船、ブイの位置から最もランディングしやすい場所に釣り座を決めた。それにしても強風の中、竿を振り続けるがまったくアタリがない。周りの10人ほどの釣り人も誰一人竿が曲がらない。聞いてみると、日の出直後に2,3匹上がっただけだという。数え切れないほど魚はいる。タコベイトの色を変えたり、タナを変えたりしてみたがやはり結果は同じだった。徐々に釣り人の数も減り始め、私も半分やけくそになって何も付けずにスプーンだけ投げてみた。すると着水と同時にいきなりアタリがあった。フッキングには至らなかったがゆっくりリトリーブしてくるとコツンと小さなアタリが何度かある。ルアーのカラーを頻繁に換えながら釣り続け6匹ヒット。何とか3匹上げる事ができた。残念ながら新しく沖から入ってきた魚が少なく、『銀聖』を思わせるものは釣れなかったが、80センチが 2匹釣れたこともあり満足な結果だった。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ3

北海道の秋鮭釣りの最もポピュラーなタックルは、45グラム位まで投げられる11フィート前後のシーバス用のルアーロッド、または投げ竿を使用する。リールはシマノで3000~4000クラス、ダイワで2500~3500を使用。4~5号(16~20lb)のラインに中通しウキを通して、先端には 30~45gのスプーン。これにタコベイトを連結し、さらにサンマをぶつ切りにした切り身をつけるのだ。仕掛けは道内のアチコチの釣具店で販売されており、シーズン中であれば手軽に入手することができる。それにしてもこの仕掛けを初めて目にした時は何とも奇妙で驚いた。ルアーにサンマ?エサを食べないはずの秋鮭がなぜサンマに食いつくのか?いろいろ議論を呼ぶところだが、サンマを付けた時と付けない時とでは明らかに釣果に差が出てしまう。もちろん今回のような事もあるので一概に決め付けてしまわず、いろいろ試す価値があることも確かだ。

秋鮭釣りの対象になるもっとも一般的な鮭がシロザケである。そしてこのシロザケにたくさんの名前が付けられている。冒頭でも書いたが、秋に産卵のため北海道に近づき、漁獲される鮭をアキアジと呼び、多くはブナと呼ばれる婚姻色が入る。オスは鼻が尖り、メスは卵(イクラ)が育って脂が落ちてくる。その中に10匹に1匹とかそれ以下の割合で婚姻色が入っておらず、鼻も尖っていない未成熟なものがいる。これを『メヂカ(目近)』と呼び、脂がのりおいしいとされ、海岸からの釣りでも釣れてくる。一方、本州に戻る鮭が夏、北海道沖を通る際に漁獲されるものがトキとかトキシラズなどと呼ばれている。まだ未成熟なため婚姻色も入っておらず、全身が銀色。脂ののりも良くおいしいのだそうだ。この他に『ケイジ(鮭児)』と呼ばれるものがいる。1万匹に1匹とも言われ、腹の中には白子もイクラも入っていない。全身トロというこの鮭はどうやら国籍が違うようで、『ロシアのアムール川に帰るものが間違って北海道に帰る鮭の群れに入ってしまい捕獲されたもの』らしい。いずれにしても幻の鮭であり、釣るのは困難だろう。

-DATA-

場所:
北海道幌泉郡えりも町歌別漁港
交通:
札幌市内より道央自動車道利用、苫小牧東I.C下車。国道235号線で襟裳岬方面へ。所要時間は約4時間。札幌市内より道央自動車道利用、苫小牧東I.C下車。国道235号線で襟裳岬方面へ。所要時間は約4時間。
千歳空港からは国道36号線、国道235号線を利用。所要時間は約3時間。
駐車場:
漁港入口横に駐車場あり
トイレ:
駐車場脇に水洗トイレあり
注意事項:
河川内でのさけ・ますの釣りは一部河川以外は禁止されています。また河口海岸にも河口規制等禁漁区域が設定されており、釣りができない場所も多くあります。事前に良く調べて釣りを楽しんでください。ここでご紹介した歌別漁港も漁港の外に禁漁区が設定されておりますのでご注意ください。歌別漁港の禁漁区は防波堤に案内が掲示されています。

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