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山中湖 ワカサギぬくぬくドーム

Oct.31, 2002 ワカサギの、お腹の中は別世界!

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ1

今回の鯛損釣行記は、いよいよシーズン突入したワカサギ釣りのレポートです。頭のてっぺんに雪の帽子を被った富士山が優しく見下ろした富士五湖最大の湖、山中湖への釣行です。寒い冬も暖かくしてワカサギ釣り。鼻水タラリよさようなら。まさに根性なしワカサギマン鯛損のうってつけの、屋根付き全天候型ドーム船、ワカサギ号からぬくぬくウハウハお届けします。周辺の観光案内も読んでくださいね。冬はやっぱり、ワカサギだ~!!

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ3 山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ2

中央高速、大月JCTを河口湖方面に向かいます。更に山中湖まで東富士道路を富士山見ながら、ノンストップのフリーウェイ。でも、スピードは厳禁。これからは路面凍結するので、より安全に注意しましょう。富士急ハイランドのフジヤマもよく見えます。自分は、富士山登るより怖いので見ない様にしています。だけどドドンパ、もといドドンと釣りたい気分。山中湖ICで降り、およそ5分で到着です。お世話になったのは、ボート店「なぎさ」さん。大月JCTから、30分弱。都心からでもラクラクのアクセスが可能です。時間があったら、淡水魚だけを集めた珍しい水族館も見ものです。温泉施設も充実です。紅富士の湯の売りは、紅に染まる朝の富士山を見ながらの入浴。銭湯の富士山には、太刀打ちできない美しさですよ。元旦には、初日の出も拝めるんです。だけど、毎年大混雑です。のんびり日本の夜明けという感じじゃなくなっちゃうので、それでもと言う方は是非にチャレンジしてみて下さい。すごいよ!!

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ4

今年は富士五湖全体、ワカサギの状態は良いみたいです。ここ数年、全くの不漁の続いていた川口湖も復活の兆しです。帰ってきたワカサギはよく太って、型も良いそうです。そのお隣の西湖はヒメマスと絡めてグルメにお勧め。精進湖も連日釣れてる様ですよ。周りの山は紅葉の盛り。もう、来るっきゃない。それでもやっぱり寒がりは、ここ山中湖のドーム船で釣るのが快適です。それではドーム船の釣れっぷり、しかとご覧くださいませ。午前8時過ぎ、先の「なぎさ」さんに着きました。自分はゆっくり出勤でしたが、6時半位には乗船可能です。山中湖の夜明け頃は、今でも平気で氷点下。せっかく暖かく釣ろうってんだから、早朝はやめといた方がいいかもよ。予約する時に行く時間を告げれば、ちゃんと連れってってくれるので安心して下さい。これが船釣りと違って、嬉しいですよね。乗船手続きを済ますと、素朴なオニイサンがドーム船の所まで、エンジンボートで乗せて行ってくれました。若いカップルさんだけ乗っていて、自分はなんとなくオジャマ虫。でも挨拶したら、とっても気さくなお二人で助かりました。お聞きしたら、地元山梨の方で、話も弾んじゃいました。底立ちは9mって、教えてもくれて、こういう会話って嬉しいですよね。ワカサギ用の手バネ竿に早速仕掛けをセットして、落とし込みます。手バネが慣れていない方は、無理せずリール竿を使いましょう。竿は1m以下なら大丈夫です。それ以上はドーム船では使いにくいですよ。底についてゆっくり誘ったら、直ぐにアタリがありました。最初は慎重に道糸を手繰ります。糸が細いので絡まないように注意します。手繰っている最中も、プルプルって、シグナルを送ってきます。果たして、ファーストヒットは何匹?期待しましたが、1点掛けでした。ほんのりとキュウリのような匂いがします。ワカサギはキュウリウオ科の1年魚。この匂いが名前の由来です。サスガ、湖の妖精です。可憐でとっても綺麗です。釣り座を並べたお二人と会話を交わしつつ、せっせと誘います。ゆっくりと聞きあげて掛ける。この繰り返しです。アタリが続けば、後は手返しの差が釣果に反映します。手際よく?、釣り続けます。リール竿のお二人も結構いいペースです。特に彼女の方が釣る釣る!!彼氏は魚の外し役にされてしまって、なかなか自分の釣りが出来ません。でもとってもいい感じで、なんとも羨ましい。楽しく3人で釣りを続けました。

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ5

餌は自分は赤虫、カップルさんは紅サシです。餌の親の姿は想像しないで下さいよ。赤虫は食いがよく、紅サシは餌持ちが良い。付けやすいのは、紅サシ。針が沢山の胴突仕掛けなので、慣れないうちは、紅サシが無難。付けた後にハサミでちょこんと頭を切れば、匂いで魚を誘惑します。赤虫の針付けには、輪切りの大根があると便利。白い大根の上に赤虫をぱらっと撒いて、そのうえでプスプスと針を刺せば、綺麗に餌付け出来ます。これは、ウラ技。釣果アップの秘策です。陽がだんだん高くなると、風が強くなって来ました。寒くはありませんが、ドーム船もそれなりに揺れています。時折、ワカサギのお腹の中央を縦長に空けた穴から飛沫が入り込みます。そうなってくると、当然アタリが取りづらくなりますし、食いも浅くなります。繊細なワカサギ用の竿でさえ、揺れの反動で魚を弾いてしまいます。そんな時の対処方を教えちゃいます。棚よりも少し糸を余分に出して、竿は置いて人差し指に糸を引っ掛けます。暖かいドーム船で、はかなり有効なテクニックです。そう。糸を引っ掛けた指先でアタリを拾おうってワケ。これは、竿よりも敏感なセンサーなので、僅かなアタリも見逃しません。アワセは、その指を上に上げるだけ。確実に魚は下に居るので、ポイントを変えてしまうのは、返って逆効果ですよん。但し、さっきも行った通りこれは、ドーム船にのみ有効です。普通のボートでは更に不安定になるので、絶対にやらないで下さい。氷に穴をあけるワカサギ釣りの代名詞の穴釣りでは、アタリが遠のいても指を外気に晒そうなんて、そんな気は、間違っても起こりもしません。風流だなあ、なんてこの釣りに関心がある人は多いと思うけど、よっぽど根性入れないと出来るもんじゃあ、ありません。自分は、お酒も飲めないので穴釣りはノーサンキューかな。根性を試す釣りではないので、こんなドーム船は自分には救世主です。トイレの心配もないし、第一安全。洗面器が、ワカサギで次第に隙間がなくなって来ました。大体これで、100匹突破です。マイペースなら、このくらいのリズムが理想です。ホントにいい感じで、アタリが続いています。窓から外を覗くと、朝は綺麗な姿を見せていた富士山の頭に、すっぽり雲が掛かっています。この雲は風の雲。ボート族の釣り人は、寒そうに襟を立て、震えながらアタリを待っています。結構釣れている様ですが、見ていて気の毒な感じです。絶えられなくった釣り人は、岸に向かって必死に漕ぎますが、なかなか思うようにならない様です。それに引き換え、ドーム船内の気温は20度前後。快適で楽チンです。お昼でカップルさんは早上がりをしました。時間を言っておけば、お迎えにも来てくれます。至れり尽せりですよね。お二人は「お疲れ様でした。頑張ってくださいね」って、ちゃーんと言ってくれました。

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ6

釣り座が広く空いたので、もう一本竿を出しました。こっちは1,5mのチヌ用いかだ竿です。穂先がしなやかで超敏感なので、好んで使ってます。でも、他に人が居たらこのドーム船では、長すぎるので遠慮しましょう。大体、10人も乗ればいっぱいって広さです。だから、必ず予約をして行きましょう。もう1本の竿には、14本針の仕掛けをセットしてカラ針で誘います。今度はバネ竿を置き竿にして、多点掛けを目論見ます。ワカサギは群れで居るので、1匹掛けると、追い食いする習性もあります。なのでゆっくり聞き合わせながら、それを待ちます。プルプルが次第に多くなって来ます。ひとつ、ふたつ、みーっつ・・・リールを巻き取るうちに、手バネの竿にもアタリです。こうなると忙しいです。上げて、外して、外して、上げてとてんてこ舞い。これはもう堪りませんよ。食事をゆっくりなんて、食べられません。おにぎり頬張りながら、せっせと釣りまくります。200匹を超えるのにそう時間はかかりませんでした。乗船時に終了時間を3時半だと告げたのですが、どうもそこまで餌が持ちそうにありません。30分上がりを早めることとして、その旨を携帯で連絡しました。携帯はドーム船では必携です。終了の連絡は勿論、急なトラブルが起こった場合には、ただちに連絡出来ます。落水を恐れずに携帯は持って乗船するようにしましょう。かと言って、わざわざ買う必要はありませんが。カラバリでもアタリが続くので、餌の節約作戦です。14本の針の、ほんの数箇所だけに赤虫を付けます。食いの良い時は、餌付けの時間も節約します。追い食いで、数を伸ばすのです。3点掛けが多く、どんどん数が伸びました。そんな感じで2時半には、餌を全部使い果たしてやむなく納竿。釣り座の周りを出来る限り綺麗に掃除しました。タックルも、汚れを丁寧に拭き取ってしまいました。定刻通りに迎えに来てくれました。久々の納得に釣果でした。

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ7

実はこの山中湖のドーム船、かわいい形をしています。そう、ワカサギのお姿をしています。ギョロっとした目玉がなんともユーモラス。富士山をバックに、悠々と浮かんでいます。遊び心があって、いいですよね。大好きです。寒いのがワカサギ釣りの醍醐味!!ではあるでしょう。ボート釣りの様に一度の500匹以上、釣り上げるのも魅力の1つでしょう。でも、いっぱい釣ってもそんなには食べ切れないし、ドーム船でのんびり釣っても、200匹以上も釣れました。それだけ釣れば、十分に満足ですよ。この快適さは、何者にも変えられません。これからどんどん寒くなり、釣りに向かうのも億劫になります。そんな時でも、こんな釣り場があると嬉しいですよね。安全がなによりのお土産。それを考えたら、ちょっとお値段高くても安全を考えましょう。残念ながらボートで釣っている人達のライフジャケット着用率はまだまだ低いです。せかっくボート店さんが上船時にライフジャケットを貸してくれても、座布団代わりに使っている人もいます。トイレもボートの上で立ってしちゃったりしてね・・・。危なっかしくて見ていられません。こういう光景は見たくないし、湖を利用する全ての人達が声を掛け合って改善していきたいですよね。そして、ボートに乗る時はルールをきちんと守って、安全に楽しく釣りをしましょう。

山中湖 ワカサギぬくぬくドーム:イメージ8

冬の山中湖は、凄い寒いです。キーンと張り詰めた空気に富士山は、より一層の輝きを放ちます。寒ければ寒いほどに美しい山。それが富士です。すぐ近くには絶景と名水の忍野八海もあります。氷が厚くなれば、穴釣りも楽しめます。本格的な冬を迎える前に、ワカサギドーム船で一度釣ってみませんか?尚、いくら暖かいドーム船とはいえ、防寒対策と紫外線対策は万全にして下さい。それから、クルマでお越しの際は、必ずタイヤチェーン・スタッドレスタイヤなどの装備も忘れずにお願いします。釣りを終わって見上げた富士山が、すでにいくらか紅く染まり始めてきました。秋の陽はつるべ落とし。静かな湖面がさざ波立って素晴らしい景色でした。晩秋の山中湖は、もうすぐ冬支度。ドーム船のワカサギの目が、ギョロっと自分を見た様に感じました。「いっぱい釣れて楽しかったよ」そう思いながら、釣果にほくそえみました。お世話になった「なぎさ」さんにお礼を言って、帰路につきました。今夜の晩御飯のおかずは、ワカサギのフライかな。さすがにお腹がすきました。素敵な秋の一日でした。

-DATA-

場所:
山梨県南都留郡山中湖村平野
ボートハウス「なぎさ」電話0555-62-2121
交通:
中央高速大月JCTを河口湖方面へ。途中東富士道路経由で山中湖ICで降りる。
駐車場:
ボートハウス「なぎさ」専用駐車場(利用者は無料)
トイレ:
ドーム船内にポンプ式水洗トイレあり(安心!!)
料金:
ボートハウス「なぎさ」電話0555-62-2121
ドーム船1日4,000円(大人)3,000(子供) 手漕ぎボートもあり。
入漁料520円 レンタル・餌・仕掛け常備(有料・要問い合わせ)
食事:
近辺には食堂・コンビニ等はたくさんあるので心配なし。
宿泊:
山中湖観光協会問い合わせ(周辺観光スポット含む)
電話:0555-62-3100
FAX:0555-62-6168
URL:http://www.mfi.or.jp/ysa/
釣果:
ワカサギ6~11cm位およそ240匹
仕掛け:
A.手バネ竿50cm 道糸0.8号 ワカサギ用ナイロン棚取り糸 約10m ワカサギ用胴突仕掛け 針2.5号 オモリ胴突2号
B.いかだ竿1.5m 道糸2号 ワカサギ用胴突仕掛け 針2.5号14本針 カラバリで使用 下オモリ3号
えさ:
赤虫を使用(紅サシもOK)

晩秋の日高 ドライフライフィッシング

Oct.26, 2002 ネイティブトラウトをもとめて

道内のあちこちで初雪の便りが聞かれ、いよいよ冬の気配が近くなってきた。山間部の標高の高いところではすでに雪化粧に変わり、渓流釣りシーズンも終盤を迎えている。一面の銀世界に変わるまでもう間もなく。渓流釣りは今年最後になるかもしれないこともあり日高の渓流へ行って見ることにした。

晩秋の日高 ドライフライフィッシング:イメージ1

札幌を出発し千歳の友人と合流。国道235号線で一路襟裳を目指す。今回選んだ渓流は襟裳岬に程近い幌満川だ。さすがに冷え込みが厳しくなり、道中の車内ではヒーターが欠かせなくなった。鵡川の町を抜ければわずらわしい信号はもうほとんどない。釣りの話も盛り上がり、途中、太平洋から昇る日の出を眺めながら3時間ほどで幌満川の河口に着いた。あっという間の快適ドライブだった。予定よりも随分早く着いてしまったので、しばらく下流部で鮭の産卵を見ることにする。今年はアチコチの鮭釣りで聞かれたが、メスが少ないと言う。ここでもやはりそうなのか?1匹のメスにたくさんのオスが群がっていた。メスが産卵床を掘っている間、相手のオスは周りに群がる他のオスを必死で追い払う。『大変だなぁ…』その時だ。オスがひつこい1匹を追っ払っている間にちゃっかり隙を狙っていた別のオスにメスを寝取られてしまったのだ。「なんて自然界は厳しいのだろう。たまには僕らも家族サービスしなければ危ないね。」二人で顔を見合わせ何とも複雑な思いだった。すっかり陽も高くなり、上流を目指すことにする。さっきは二人で真面目な顔をして反省していたのに、もう完全に忘れてしまっている。二人とも流れを凝視し、すっかり釣りモードに入ってしまった。

晩秋の日高 ドライフライフィッシング:イメージ2

林道をしばらく進んだところでまさかの崖崩れ。通行止めだ。やむを得ずここで車を止め、ダム下を釣る事にした。上流にあるダムで水を止めてしまっているために川には水が少なく、当初予定していたロケーションから掛け離れてしまったが、深みだけ手を出せば何とかなりそうだ。程よいプールを見つけ、しばらく待っているとライズがあった。目だったハッチは見当たらないので、6Xに#10のハンピーを結ぶ。私のフライには全くお構いなしにライズしている。ひょっとして…次に結んだのは例の支笏湖のハエ。1投目、フライの周りがモワッと波立った。Uターンだ。こんなところで魚がスレているとは考え難いのだが、浅いプール、ほとんど止水に近い状況、やはりそれなりにプレッシャーはかかっている様だ。フロロカーボンの7Xに換え、ティペットを沈めてみた。今度は一撃。フライをスッポリ吸い込んで上がってきたのはアメマスだった。友人も続いて掛ける。1匹釣っては交代。次々とヒットする。20センチほどのサイズだったがホウライマスまで飛び出した。調子付いて、ちょうど友人と話をしながらよそ見をした時だった。「あっ!食ったよ!!今のはデカかったなぁ。」フライを漂わせていた辺りから大きな波紋が広がっていく。まだ合わせてもいないし、何の抵抗もなかったからもう一度出るだろう…。キャストしなおすためピックアップ。あれッ、フライがない!「ダメだなぁ。ティペットちゃんとチェックしなくちゃぁ。」いつも私が友人に言っている言葉を言われてしまった。まったくその通り。人の事は全然言えない。いったい何度これをやってしまっただろう。ザクザクになってしまったティペットを見て悔やんでみるものの、もう二度と食いつく事はなかった。それどころか他のライズまで沈黙させてしまう結果となり、移動を余儀なくされてしまった。その後のんびり釣り上がってみたが水はますます無くなり、ついには飛び越えられるほどの流れになってしまった。しかし、要所要所のわずかな深みには魚影が見られ、放水や雨後などの増水時にはいい釣りができるのではないか?と思われた。今月いっぱいでここ幌満川はシーズンオフを迎えるが来年に期待が持てる結果だった。

晩秋の日高 ドライフライフィッシング:イメージ3

幌満川へは札幌・千歳方面から国道235号線でほぼ1本道。道内では珍しく漁業権が設定されており、日本電工(株)によって管理されている。チケットは定期的に周ってきてくれる巡回員から購入できる。解禁されている期間は6月1日~10月30日。入漁料は500円。また、付近には熊の出没も見られるため熊対策は万全にして入渓して欲しい。林道にも熊の糞が見られるほど。単独での釣行は避けた方が良い。ベストシーズンに北海道の自然を満喫しながら心地よい釣りを楽しんでいただきたい。

-DATA-

場所:
北海道様似郡様似町幌満
交通:
千歳から国道235号線で浦河方面へ。浦河から国道336号線で襟裳岬へ向かう。幌満の市街地に林道の入口があり、幌満峡へ。所要時間は約3時間。現在林道は土砂崩れのため通行止めになっている。復旧の予定は今のところ不明。川通しの遡行となる。
駐車場:
林道脇各所に駐車スペースあり。
トイレ:
付近にはトイレは無い為、日本電工(株)の施設を借りるか、市街地まで戻らなければならない。携帯トイレの携行を薦める。
熊対策:
道内は基本的にどこでも熊の出没の危険が付きまとう。入山する心得としても熊の対策は万全に。笛・鈴・スプレー・ナタは必需品。また、爆竹は付近にいる他の人(林業関係者・釣り人等)に危険が及ぶため絶対に避けていただきたい。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ

Oct.23, 2002 伊豆の海はとっても賑やか

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ1

今回の鯛損釣行記も南伊豆から発信します。訪れたのは入り江に囲まれた小さな漁港、妻良(めら)港です。前回行った大瀬港から更に西に回ります。今はもう秋、釣り人も平日にはほとんどど来ない、そこだけのんびりとした時間が流れている様でした。素敵な秋のやわらかな日差しの中、釣りだけではもったいないと思いませんか?もう一つ、何かをプラスしてメイッパイに楽しみたい!!そんなプランの提案をしてみましょう。釣って遊んでリラックス。ちょっと贅沢な伊豆の観光スポットの紹介もオマケしましょう。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ2

南伊豆へのアクセスは通常、東名高速を沼津ICで降りて、R136号で下田経由が一般的。ゆったりとした釣行プランルートをたてるなら、西伊豆回りをおすすめします。できれば宿泊もして、のんびり釣りを楽しみましょう。清水港から、土肥までカーフェリーで西伊豆エントリーするもよし、修善寺から、西伊豆バイパスまたは達磨山西伊豆スカイラインを使って、まずは土肥で一休み。金山で歴史を学び、カップルの方はまよわず恋人岬へと向かいます。幸せの鐘を仲良く鳴らして、旅の安全と釣りの大漁を祈りましょう。ランチは宇久須(うぐす)で、小鯵寿司を味わってはいかが?ここでしか食べられない絶品です。かつて、イルカの追い込み漁の漁場だった安良里(あらり)、夕陽に磯が黄金色に輝く黄金崎もムード満点。堂ヶ島に寄ったら、点在する名勝・奇岩を遊覧船で巡ります。天井にポッカリ空いた穴から、空を見上げる天窓洞はまさに圧巻の絶景ですよ。陸と海とが繋がるトンボロ現象も運が良ければ見られるかも?西伊豆は、のどかな優しい景色を眺めながらのドライブがなんといっても似合います。黄色い屋根が優しい、東洋のコートダジュールと称される岩地の町並み。温泉フリークは、勇気を出して混浴の露天風呂にチャレンジしてみては?石部は、お地蔵様が優しく見つめるその名も「平六地蔵露天風呂」。雲見のお風呂は、水着で OK。ダイバーの方達と仲良くなりましょう。ここまで遊べば充分お疲れモードの筈、明日に備えて松崎辺りに宿をとりましょう。美味しい伊豆の味覚を堪能しましょう。10月から伊勢海老漁が解禁なので、最高の味を比較的安く食べるなら今こそチャンスですよ。さあ、明日はいよいよ妻良に釣りに行きますよ!!松崎から妻良までは、一旦山に入ってR136号を北上します。野生猿の群生地として知られる名勝・波勝崎(はかちざき)。ここのお猿は、とってもやんちゃ。くれぐれも食べ物を持ったまま見ないようにしましょう。伊浜、子浦を過ぎれば、すぐに目的地の妻良港に到着です。松崎からは、40分ほどのドライブです。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ3

どうですか?こんな欲張りなプランが立てられるのも伊豆の魅力。この秋は、是非こんなのんびりを味わって欲しくて書きました。参考になれば嬉しいです。さて、ここから本題の釣行記に突入すると致しましょう。先週末の雨で、朝は結構冷え込みました。午前9時に現地に着きました。風は北東風。少しひんやりと、背中から吹いていました。今日は久し振りに投げ釣りがしたくて、30号負荷、4m25cmの投げ竿を持って来ました。2号の道糸に力糸だけ巻いて、竿をセットします。シロギス用の3点仕掛け(市販品)を装着して、いざ、キャスト!上に電線などの障害物はないので、思い切り振ったつもりでしたが、数年振りのブランクは大きくて距離はたったの3色ちょっと(80mくらい)しか出ません。ゆっくりサビいて海底のカケアガリに止めました。どうやら、砂地が多い様です。竿先に感じる起伏をイメージしながら釣るのが楽しい釣りです。2色手前までには石らしいものも感じられず、とてもフラットです。残り1色の所で仕掛けを止め、暫し待ち釣りをします。昔から果報は寝て待てと言いますが、待ってるだけじゃモッタイナイ。手持ち無沙汰を埋めるため、ウキ釣りの仕掛けも準備します。更にタマズメのマアジに期待をしつつ、遠投サビキも準備万端に整えます。投げ竿の穂先をチラチラと気にしつつウキも見つめます。二刀流です。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ4

ところがこのウキ釣りが大誤算。なにしろ水温が高くコッパメジナが湧いてきちゃいました。しかも、もっと厄介な餌盗り集団が待ち構えていたのです。その正体はカラフルな季節回遊魚の面々でした。オヤビッチャ・ツノダシ・ハタダテダイなどが、ワラワラとコマセに集まって来ます。その勢いはとても凄まじくコッパメジナの群れも追い払ってしまう程でした。その下に良型のメジナらしき姿も見えるのですが、圧倒されて全く食ってくれません。針掛かりするのは、手のひらにも満たないコッパ中のコッパばかりです。一向にサイズアップもなく、釣ってはリリースを仕事の様に繰り返すばかり。これじゃあ、堪りません。イライラして何とか釣ってやろうと手を焼いても、奴らはニックキそのおちょぼ口で、餌をカンペキに針だけ残して食ってしまうのです。完璧にコバカにされた嫌な気分ですよ。この光景をダイバーの方達が見たら、きっと感動しまくりだったと思います。いくら伊豆でも、ハタダテダイとツノダシの大群なんて、そう滅多にお眼には掛かれません。立場が違うと、ナントこうも見方が変わってしまうのか?いい加減うんざりしてしまいました。ウキ釣りは夕方までは封印を早くも決定して、投げ釣りに集中することにしました。待ち竿のアタリをゆっくりサビいて、聞いてみました。アタリを聞くというのは、アタリを確認するっていう意味ですよ。コツ、コツコツッと小気味よい手応え。なんか釣れてそうです。テンションを保ちながら、一定の速度でリールを巻き取ります。手前のテトラ帯だけ気をつけて、そこだけ素早くリーリング。姿を見せたのは、カワイイサイズのちびっこカワハギです。たとえからだは小さくても、お宝肝は抱いています。鍋の具材にこっちはしっかりキープしました。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ5

日が高くなってくると、さすがに汗ばむ様になりました。しかし風は、少し強くなった様子。目深に被った帽子も、うっかりすると飛ばされてしまいそうです。ターゲットは、あっさりカワハギに変更です。ちなみにカワハギでよく使う餌は、あ・さ・りです。…失礼しました!!投げ釣りでは、飛距離を糸の色で表します。1色が25mです。なので、4色飛んだら、100mって事になります。以前は軽く4色飛んだのに、強振しても前記した通りたった3色。でもまあ、アタリは2色からだからと、実に都合のいい弁解です。着底して1色はそのまま巻き取り、残り2色の真剣勝負。ちびっこの親たちもきっと一緒だと信じてゆっくりサビキます。小さくてもアタリは明確に伝わって来ます。アオイソメを付けた流線型のキス針を、ほとんどしっかり飲み込んでいました。ブギブギと歯軋りしながら怒る顔がなんともユーモラスです。連続で5枚、ちびっこばかりゲットしました。後は、サイズアップを目指します。サビキながら、さっきのポイントに近づいたところで、ガクンと竿が重くなりました。手に感じるのはずっしりとした重量感で、魚の引きは感じません。だけど、ちゃんとリーリングが出来るので根掛かりではない様です。天秤先の魚影は何か黒い物体がついています。ハ、ハコフグさんでございました。硬い鎧に身を包み、ギョロッと睨まれた様な気がしました。カワハギと同様、このハコフグさんも芸達者。あまりにもカワイイので記念撮影をしました。写真を撮ったら、リリースです。毒はないそうですが、フグは食いたし、命は欲しいしですから、丁重にお断りして海に帰って頂きました。相棒が菓子パンをたくさん差し入れしてくれたので、昼食は安上がりで済んじゃいました。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ6

投げ釣りは何が釣れるかわからない、わくわくする様な魅力があります。道糸を通して伝えられるアタリは、見えない海の底の光景が、見えた様に感じます。ウキ釣りは、こっちの思う意図に魚を誘導する様な、ゲームのような魅力です。堤防釣りに行くと、自然に竿の種類が増えていきます。その時々、姿を見せてくれる魚が違うので、あれもこれもと欲張って、ロッドケースがいつもいっぱいです。竿の数だけ夢が詰まっている様で、堤防釣りが大好きです。今回も、更に他の竿を持ち出しました。テトラでエギングをやっている人がいたので、早速チャレンジ。行き当たりばったりなので、結果が良いわけがありません。もちろん、ノーバイトでした。夕マズメになれば、定番の食べたい魚No.1アジを狙って、決まって竿を出します。途中立ち寄った釣具屋さんで、おじさんが自慢げに勧めてくれたオリジナルのサビキを試しました。スキンに皮がミックスしてあって、完全なオリジナル商品でした。マアジとウルメイワシが30分で5匹釣れました。なかなかのスグレモノです。相棒は、良型のギンガメアジをゲットしました。地方の釣具屋さんには、意外な掘り出し物もあって、これも堤防釣りの魅力の一つです。こんなショッピング、カップルでも結構楽しいかもしれません。不思議な釣具もありますもんね。ついに遠投のウキも見えなくなって、納竿しました。

南伊豆 妻良(港)堤防釣行記&ぶらり旅のススメ:イメージ7

今回はオプションとして、伊豆を満喫する釣り旅プランも提案してみました。実際の釣行では、思いがけない珍客さんにも出会いました。釣りではちょっと歓迎できないけれど、伊豆の海がとても賑やかで豊かな証拠をあらためて実感しました。ゆっくりと過ぎる時間が、何よりのリフレッシュを与えてくれます。いつも日帰りで忙しく帰っている自分自身にも、プレゼントしてあげたい気分です。港の入り口に無造作に干物が干されていました。秋のお日様に照らされて、ツヤツヤ光っていました。美味しい干物は、お日様が作るんだってことに今更ながら感動しました。演歌の歌碑もありました。港町にはやっぱり演歌なんですね。今度ゆっくり回ってみよう。そんな気にさせる、妻良港でした。クルマのエンジンをかけたときには、すでに真っ暗で、星も瞬き始めます。この星空も眺めるゆとりがあったら、きっと釣れなくっても嬉しいだろうなって思います。釣りの魅力はいつも自然と一緒にありますね。伊豆の堤防釣りにあなたも出掛けてみませんか?

-DATA-

場所:
静岡県賀茂郡南伊豆町大瀬 妻良港堤防
交通:
A:下田よりR136号を石廊崎方面へ途中青野川を渡り、手石・下流を経由して現地へ
B:松崎よりR136号を北上、波勝崎・伊浜・子浦を経由して現地へ(一部カーフェリー使用もGOOD)
駐車場:
堤防前の広場に充分な駐車スペースあり
トイレ:
堤防のアクセス通路入り口に、仮設トイレあり シャワー施設も別途設置(但しダイビングショップの施設)使用は交渉次第
食事:
近辺には食堂・コンビニ等なし。下田から田牛の間、または松崎町内のコンビニ等で購入することをお勧めする。
宿泊:
妻良民宿村は、事前の予約をした方が良い。
松崎お勧めは、松崎町立公営宿泊施設 サンセットヒル松崎 露天風呂からの眺望は最高。頼めば特別料理(船盛りなども可能)
410-3624
静岡県賀茂郡松崎町江奈574-3
電話:0558-42-1515
FAX:0558-42-2688
メール:sunsethill_m@k7.dion.ne.jp
URL:http://www.h4.dion.ne.jp/~sunset_m/annai.htm
釣果:
小型カワハギ7枚 ギンガメアジ20cm1枚 マアジ20cm級3尾 コッパメジナ多数(カウント不能) 他ゲスト多彩
仕掛け:
A:投げ釣り 30号負荷 4.25m 投げ竿 道糸 2号+テーパーライン力糸2~8号 キス競技用投げ仕掛け8号(市販品) 3点掛け仕掛け
B:カゴ 3号 5.4m 遠投用磯竿 道糸 5号 投げサビキ 下オモリ8号
C:エギング 10フィートシーバスロッド ライン16LBショックリーダー無し 餌木はスローシンキングタイプの3.5号中心にチョイス
えさ:
投げ釣りにはアオイソメを使用。投げサビキのコマセはアミエビ投げサビキのコマセはアミエビ。ウキ釣りは、食わせコマセ共にオキアミを使用。

サーフでサーモンフィッシング

Oct.22, 2002 秋はやっぱり秋味!

北海道の秋の味覚を代表する鮭。北海道ではこの時期獲れる鮭の事を『秋味(アキアジ)』と呼んでいる。毎年8月のお盆が近づくと全道の太公望達はソワソワしはじめ、入念に道具や仕掛けをチェックする毎日となる。私もそんな一人で、スーパーマッケットの魚売り場で『根室沖産秋鮭』なんていうのを見つけると『今年も来ましたなぁ…』と、にやけるのである。孵化事業が大成功したお陰で近年鮭の値段が下がり、実際には釣って食べるより、スーパーで買ってきた方が遥かに安い。しかし、そこは魚釣り。あの豪快な引きを味わっておかないと年を越せないのだ。全道各地で釣果が聞こえるようになり、いよいよエンジンがかかった。この時期になると朝の冷え込みが厳しくなってきて布団からなかなか出られない私だが、この時ばかりはスパッと起き、早朝3時に出発。襟裳を目指した。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ1

鮭の遡上が見られる河口海岸一帯が基本的な釣り場となる。(河口規制などの遊漁規制が設定されている箇所が多くあるので注意)しかし、たくさんある秋鮭釣りの釣り場の中で私がここ襟裳を選んだのには訳がある。今年、襟裳の秋鮭の中で『銀聖(ぎんせい)』という名前が付けらた鮭がいるのだ。襟裳沖で水揚げされる秋鮭の中で10~20匹の中に1匹程度の割合で獲れ、通常の秋鮭と違って全くブナ(婚姻色)が入っておらず、全身銀白色で鼻も尖っていない。通常のものより脂がのっていておいしいのだそうだ。今回の本命はこの銀聖。正確には『沖獲り』ということだから『銀聖』ではないのかもしれないが、この地域一帯の釣り場では昨年も随分銀ピカで太った秋鮭が釣れた。「今年も釣るぞぉ!」と期待に胸を膨らませながら車を走らせる。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ2

現地が近づくに釣れて天候が悪くなってきた。嫌な予感。襟裳は道内屈指の風の強い地域だ。浦河を過ぎると海は手を付けられないほどになっていた。当初予定していた様似海岸を諦め、さらに先の歌別漁港に場所を移す。襟裳岬に近づくほど風は強さを増すが、海が時化てくると魚が大量に漁港内に非難してくる事が多い。しかも、防波堤のお陰で風と波が周りより穏やかなため、けっこう釣りになってしまうのだ。それにしても、こんな悪天候に釣りに来る物好きは私ぐらいか?と思っていたが、着いてみてビックリ。すでに10人程が竿を振っている。これにはさすがに驚いた。駐車した車が激しく揺れ、立っているとフラフラするほどなのに…。風を凌げる所に車を止めしばらく様子を見る。「いた!」鮭は時折背びれが出るほど水面を泳いだり、ドボーンと飛び跳ねたりするので魚がいればすぐにわかるのだ。この荒れ模様には少々挫けそうだったが、思い切って車を飛び出し支度を始める。魚の群れの位置を確認し、風向きや停舶している漁船、ブイの位置から最もランディングしやすい場所に釣り座を決めた。それにしても強風の中、竿を振り続けるがまったくアタリがない。周りの10人ほどの釣り人も誰一人竿が曲がらない。聞いてみると、日の出直後に2,3匹上がっただけだという。数え切れないほど魚はいる。タコベイトの色を変えたり、タナを変えたりしてみたがやはり結果は同じだった。徐々に釣り人の数も減り始め、私も半分やけくそになって何も付けずにスプーンだけ投げてみた。すると着水と同時にいきなりアタリがあった。フッキングには至らなかったがゆっくりリトリーブしてくるとコツンと小さなアタリが何度かある。ルアーのカラーを頻繁に換えながら釣り続け6匹ヒット。何とか3匹上げる事ができた。残念ながら新しく沖から入ってきた魚が少なく、『銀聖』を思わせるものは釣れなかったが、80センチが 2匹釣れたこともあり満足な結果だった。

サーフでサーモンフィッシング:イメージ3

北海道の秋鮭釣りの最もポピュラーなタックルは、45グラム位まで投げられる11フィート前後のシーバス用のルアーロッド、または投げ竿を使用する。リールはシマノで3000~4000クラス、ダイワで2500~3500を使用。4~5号(16~20lb)のラインに中通しウキを通して、先端には 30~45gのスプーン。これにタコベイトを連結し、さらにサンマをぶつ切りにした切り身をつけるのだ。仕掛けは道内のアチコチの釣具店で販売されており、シーズン中であれば手軽に入手することができる。それにしてもこの仕掛けを初めて目にした時は何とも奇妙で驚いた。ルアーにサンマ?エサを食べないはずの秋鮭がなぜサンマに食いつくのか?いろいろ議論を呼ぶところだが、サンマを付けた時と付けない時とでは明らかに釣果に差が出てしまう。もちろん今回のような事もあるので一概に決め付けてしまわず、いろいろ試す価値があることも確かだ。

秋鮭釣りの対象になるもっとも一般的な鮭がシロザケである。そしてこのシロザケにたくさんの名前が付けられている。冒頭でも書いたが、秋に産卵のため北海道に近づき、漁獲される鮭をアキアジと呼び、多くはブナと呼ばれる婚姻色が入る。オスは鼻が尖り、メスは卵(イクラ)が育って脂が落ちてくる。その中に10匹に1匹とかそれ以下の割合で婚姻色が入っておらず、鼻も尖っていない未成熟なものがいる。これを『メヂカ(目近)』と呼び、脂がのりおいしいとされ、海岸からの釣りでも釣れてくる。一方、本州に戻る鮭が夏、北海道沖を通る際に漁獲されるものがトキとかトキシラズなどと呼ばれている。まだ未成熟なため婚姻色も入っておらず、全身が銀色。脂ののりも良くおいしいのだそうだ。この他に『ケイジ(鮭児)』と呼ばれるものがいる。1万匹に1匹とも言われ、腹の中には白子もイクラも入っていない。全身トロというこの鮭はどうやら国籍が違うようで、『ロシアのアムール川に帰るものが間違って北海道に帰る鮭の群れに入ってしまい捕獲されたもの』らしい。いずれにしても幻の鮭であり、釣るのは困難だろう。

-DATA-

場所:
北海道幌泉郡えりも町歌別漁港
交通:
札幌市内より道央自動車道利用、苫小牧東I.C下車。国道235号線で襟裳岬方面へ。所要時間は約4時間。札幌市内より道央自動車道利用、苫小牧東I.C下車。国道235号線で襟裳岬方面へ。所要時間は約4時間。
千歳空港からは国道36号線、国道235号線を利用。所要時間は約3時間。
駐車場:
漁港入口横に駐車場あり
トイレ:
駐車場脇に水洗トイレあり
注意事項:
河川内でのさけ・ますの釣りは一部河川以外は禁止されています。また河口海岸にも河口規制等禁漁区域が設定されており、釣りができない場所も多くあります。事前に良く調べて釣りを楽しんでください。ここでご紹介した歌別漁港も漁港の外に禁漁区が設定されておりますのでご注意ください。歌別漁港の禁漁区は防波堤に案内が掲示されています。

続・支笏湖で大物の気配

Oct.17, 2002 リベンジ

続・支笏湖で大物の気配:イメージ1

あれから10日、北海道では冷たい雨の日が数日続き、一段と朝晩の冷え込みを増した。お陰で雪虫まで飛びあと2週間もすれば初雪も降りそうな気配だ。「今シーズンあと何度あのチャンスが訪れるだろう?」と思うと居ても立ってもいられなくらり、支笏湖へと車を走らせた。

支笏湖は東京の山手線がスッポリ入ってしまうほどの広さを持ち(余談だが、この間信号は3つしかない)、札幌側と千歳・苫小牧側とでは気候まで異なる。冬になると札幌側では4駆でも四苦八苦するほどの雪が積もる事もあるが、千歳・苫小牧側ではほとんど雪はない。そんなわけだから、釣り場の状況は同じ日でも大きく異なる事が珍しくないのだ。湖岸に着いてみるとこの日の札幌側は比較的穏やかだった。しかし千歳側に行くにつれてしだいに波は高くなり、モーラップまで来ると白波が立つほどになっていた。「札幌側に戻ろうか?」と一瞬迷ったがやはり美笛のライズをどうしても仕留めたかった。結局美笛まで足を延ばしてみる事にする。一般に湖や堰堤の上のプールなどのような止水に近い状況では水面にさざ波が立っているほうが良いと言われている。それはティペットの影やフライと本物とのシルエットの違いをさざ波がカモフラージュしてくれるからだ。しかし、通常私はこの釣りの場合はあえてベタ凪に近い状況を選んでいる。というのは小さなハエのパターンを使用して遠投するため、波立っていると極端に視認性が悪くなってしまうこと。さらに魚の方も小さなハエを認知しづらいのか、ライズ事態も少なくなってしまうようである。同じように人間側も鼻先だけを静かに出すだけのライズは非常に見つけにくいので、結果的に非常に釣りづらくなってしまうからだ。

続・支笏湖で大物の気配:イメージ2

美笛に着いてみるといやな予感が的中。白波が立っている。「やはり戻るか?」と思ったが、しばらく車の中でボ~ッと眺めていると、ところどころ風裏になっているところが鏡状になっている。右前方から風がありバックハンドとなるためキャスティングしづらい状況だったが、直感的に「いける!」と思った。前回の夕方、ウェーディング中に足がガタガタ震えてしまったので、今回は長時間の立ち込みに備え、しっかり防寒対策をしてポイントに入った。このところの冷え込みせいか例のハエが目立って飛んでいない。それでも水面をじっと見つめると決して多くはないがポツポツと黒く確認する事ができた。時折足元近くで小型のライズがあったが手を出さず、30分ほど待っていると沖目からいつものようにライズが近づいてきた。群れの先頭が一番大きいことが多いのでライズを先回りするようにキャストする。今日は初めから7Xティペットに結び、無理が利かないのでドラグはバックラッシュ寸前まで緩めておいた。先頭のライズまで約2m。このままライズのコースが変わらなければフライの真下を群れが通過する。完璧なはずだった。しかし、「食ってくれ!」と願う僕の気持ちとは裏腹に先頭は僕のフライを避けるように本物にライズ。何度やってもうまくいかなかった。思ったより風が強く、どうしてもドラグがかかってしまうのだ。やむを得ずヘッドをインターミディエイトに交換。風を利用して水没したハエを水面直下でスイングさせる作戦だ。ライズを確認して1投目。ラインが風に流され始めたその時「ジーッ!!」とリールが逆転。同時にライズがあった辺りの水面がはじけた。「デカイ!」見る見るラインが引き出され、あっという間に100yd巻いてあるシューティングラインの下のバッキングが透けて見えるようになってしまった。ティペットは7Xのままだったが、細いシューティングラインとドラグを緩めておいたのが幸いして、案外ロッドは立てられる。2度のジャンプと鋭い走りはレインボーを思わせたが、慎重過ぎるほどのやり取りの末に上がってきたのは三口になったオスのブラウンだった。力が全身から抜けていき、なんとも言えない満足感が込み上げてきた。そっと湖に魚を戻し、余韻に浸りながら帰路につくことにした。

支笏湖周辺にはキャンプ場が3箇所ほど隣接されており、その周辺はいずれもポイントとなっているのでトイレや駐車場に困る事なく釣りを楽しめる。ドライフライでの釣りは11月後半まで可能で、その他ストリーマーやウェットフライ・ニンフを沈めてもおもしろいだろう。もちろんルアーフィッシングもOKだ。

-DATA-

場所:
北海道千歳市美笛 支笏湖
交通:
千歳空港から国道36号-道道16号(支笏湖公園線)-国道276号で約60分
札幌から国道453号→国道276号で約45分
駐車場:
美笛キャンプ場を利用できます(車1台と大人1名で日帰り\300、宿泊\600。入退場7:00~19:00)。
トイレ:
美笛キャンプ場内(水洗、和・洋式)
お問合せ:
TEL/FAX 0123-25-2752

支笏湖で大物の気配

Oct.06, 2002 紅葉も真っ盛り!北海道はまだまだシーズン!

支笏湖で大物の気配:イメージ1

今年も北海道は秋の気配が色濃くなってきた。緑に包まれていた森もいつのまにか赤や黄色に色づき、動物たちもせっせと冬支度を始めている。気温も朝晩は1 桁、日中でも20度まで上がらない日が増えてきた。いよいよ支笏湖の秋が開幕だ。いつものように友達と連絡を取り、美笛キャンプ場前で秋をのんびり満喫する事にした。

例年この時期になると付近の山々から風に飛ばされたカメムシなどの陸生昆虫が支笏湖に落下する。これをお目当てに大きなマスたちが水面に浮上するのだ。湖岸に立ってみると時折ゴボッ!と大きなライズがある。しかも思いのほか近い。カケアガリ付近に沈んでいる倒木周りに定位していたブラウントラウトが陸生昆虫に食いついたのだろう。別の場所では水面に背びれを出しながらウグイや小さなアメマスの群れを追いまわしているものがいる。ゴボッゴボッゴボッとすごい音だ。のんびり秋を満喫するはずが、いきなり心臓はバクバクである。しかし、ここは冷静に。私のお目当ては別にあるのだ。浮気してしまいそうになる気持ちを何とか落ち着け、#6のシューティングヘッドスタイルで5X・12ftリーダーに6Xティペットを継ぎ足し、#16のドライフライを結ぶ。辺りはすっかり明るくなり、上着を1枚脱いでもいいほどになってきた。わずかな追い風、湖面は波もなく静かになった。よし、もう間もなくだ。しばらくして『黒いハエ?』が飛び始めた。私はこれを待っていたのだ。この時期、背後の山々から落下する陸生昆虫とは別にこの黒いハエのような虫が大量に出るのだ。しかも多くのマスたちのメインディッシュがこのハエになっているようなのだ。案の定、沖合から音も立てずモコッモコッとライズが近づいてきた。しかも、群れを成して。手のひらを超える大きな尻ビレも見える。ライズが射程距離に近づき、ぐんぐん心拍数が上がってくる。「いただきっ!」とばかりにキャストを開始した。

支笏湖で大物の気配:イメージ2

ところがどっこい!私のフライだけはプカプカと浮いたままなのだ。本物のハエが次々と消えていくのに、私のフライの周りには波ひとつ立たない。嫌な予感はしていたのだが、的中してしまった。実は大物がかかった時を想定して限界の6Xと#16なのだ。見事に見破られてしまった。そんなにスレているはずはないから大丈夫!と甘く見すぎてしまった。やむを得ずティペットを7Xに落とし、フライも#18にした。こうなってしまうとどれが自分のフライかわからない。 20ヤード以上先でたくさんの虫とたくさんのライズの中から見分けて合わせるなんて不可能だ。あれこれ試行錯誤しているうちに無常にも時間だけが過ぎてしまう。いったい何回キャストしただろう?突然ラインを引っ張られた。ラッキーだ。向こうあわせでかかったのだ。大物には程遠いサイズだったが綺麗なブラウントラウトが釣れた。少々かわいそうではあったがストマックポンプで捕食物だけ確認させてもらった。やはりハエだった。フライは合っているはずなのにこの渋さは何とも納得がいかない。またまた今後の課題を残す事となってしまった。

支笏湖で大物の気配:イメージ3

支笏湖のシーズンはこれから11月後半まで続き、大き目の陸生昆虫(テレストリアル)を浮かべてじっくり釣るも良し。ストリーマーやウェットフライを沈めて引っ張ってみるのも面白い。支笏湖では毎年70~80センチクラスのモンスターレインボーやブラウンが上がっており、多くのアングラーを魅了している。また、湖岸からは小型ながらアメマスもたくさん釣れ、キャンプを楽しみながら子供連れでファミリーフィッシングも楽しむことができる。さらに付近には温泉が多数あり、日帰り入浴もできる。紅葉を楽しみながらの週末の家族サービスにはお薦めのスポットだ。なお、支笏湖では虹鱒やブラウンはもとより、アメマスの放流も行っておらず、すべて野生魚や天然魚である。無用な殺生は慎み、いつまでも釣りが楽しめるよう、付近の自然環境とともに大切に扱っていただきたい。

支笏湖へのアクセスは札幌から国道453号線を走り、温泉街を過ぎて国道273号線に入る。湖岸沿いをしばらく走ると美笛キャンプ場入口の看板がでる(所要時間は約60分)。また、本州からのアクセスの場合、千歳空港から国道36号線で千歳市街に向かい、道道16号線(支笏湖公園線)を走り、国道276号線に入る(所要時間は約45分)。

-DATA-

場所:
北海道千歳市美笛 支笏湖
交通:
千歳空港から国道36号-道道16号(支笏湖公園線)-国道276号で約60分 札幌から国道453号→国道276号で約45分
駐車場:
美笛キャンプ場を利用できます(車1台と大人1名で日帰り\300、宿泊\600。入退場7:00~19:00)。
トイレ:
美笛キャンプ場内(水洗、和・洋式)
お問合せ:
TEL/FAX 0123-25-2752

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