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南伊豆 大瀬港堤防釣行記

Sep.25, 2002 サビキでメジナ?

今回より釣行レポートを寄稿させて頂くことになった鯛損といいます。気軽に読んで貰えると嬉しいです。初回は南伊豆の大瀬から発信します。磯釣りファンならきっと周知の場所でしょう。大小さまざまな岩礁が点在する光景は、まさに絶景です。雄大な景色は釣り人の意欲をかき立てます。ターゲットはメジナ。なら当然、磯の上?ではありません。安全な堤防でメジナと1日遊んできました。堤防とバカにすることなかれ!そんなレポートです。

南伊豆 大瀬港堤防釣行記:イメージ1

東名高速を沼津ICで降りて、三島を経由してR136号へ出ます。修善寺バイパスより天城越えのルートを選びました。もうすぐここも鮮やかな紅葉に染まります。紅葉を愛でるにはまだ早いですが、お気に入りのドライブコースです。浄連の滝ドライブインのわさびのソフトクリームも美味しい。おっと、これは余談でした。天城ループ橋で目を回したら、河津下佐ヶ野から山あいの道を下田までショートカット。右手に稲生沢川を見ながら進み、伊豆急下田駅の前に出ます。混雑時は実にありがたい道です。かなりのワインディングロードですが、ここまで来れば石廊崎方面へと快適なドライブです。途中、田牛(とうじ)のコンビニで食事を買い込み、トイレを済まします。青野川を渡ったら、銭洲への遠征拠点の手石港・弓ヶ浜を左に進んで弥陀山トンネルを抜ければ、沖に磯が点在する絶景ポイント。但し運転手はしっかりと運転して下さいね。沖に伸びる下流(したる)の堤防を過ぎたら、間もなく目的地の大瀬港へ到着です。沼津から約 2時間のドライブでした。

南伊豆 大瀬港堤防釣行記:イメージ2

台風の余波が少し残っていて、白波がたっていました。風は東寄り。重い釣具を担いで堤防の突端に陣取りました。自分と仲間の他に釣り人は居ませんでした。まずはコマセを作ります。オキアミをベースに配合餌と海水を加え、とろっとしたペースト状に仕上げました。早速足元に撒くと、小魚が寄って来ます。見た限りメジナの姿は発見できず、ちょっとイヤな予感。1.5号の磯竿を継いで、浮きのフカセ仕掛けをセットします。スタートのタナは1ヒロ。大体1.5mです。手前に少しコマセを打ち、その先へ投入しました。潮は南から堤防の内側の方に流れています。風は真向かいの東風で、ちょっと釣りにくい状況です。

20m程先に、潮目の様なものが出来ていました。その内側を流していると、いきなり浮きが消しこみました。最初のゲストは、手のひら大のメジナでした。でも引きは親譲りで、わりと強烈です。その後のヒットもほぼ同じポイントで食ってきました。どうやらピンポイントのようです。ハエ根の見えるテトラの先へも投入しましたが、エサがそのまま返ってきました。結局、最初のポイントに入れるとすぐにヒットです。サイズアップしないものの、メジナが5枚、海タナゴの塩焼きサイズを2枚釣り上げました。すると隣で釣っていた仲間の竿が満月です。「やられたぁ!!」と思いタモを用意すると、姿を見せたのはアイゴでした。メジャーで計ると36cmあります。そこそこの大物です。いつも決まってアイゴを釣る彼のことを、仲間内ではバリ迷人?と呼んでいます。

正午を過ぎると、干潮で潮が止まりました。風も南に変わって弱まってきました。日差しも強くなって、また潮が動き出せば釣れそうな気配です。それまでに腹ごしらえです。サラダ巻きの寿司弁当をパクついて備えます。仲間の1人はアジ狙いをすると言って、遠投のサビキ仕掛けをセットしました。情報では、良型のアジも釣れるとのこと。自分は釣れ出したら加わる事にして、フカセ釣りを続ける事にしました。1時を回ってもなかなか潮が動いてきません。午前中のポイントも、魚信は遠のくばかり。なぜ・・・。アジの仕掛けも浮きが動きません。そんな状態で3時を過ぎました。すると、サビキの周りで何かが泳いでいる様です。なぶら立って見えます。その正体を突き止めたくて、仲間にブリッヂ仕掛けにしてみることを提案しました。ガッテン承知と、下浮きもつけて再び投入。すると一発で2つの浮きが無くなりました。遠投竿のトップがガクガクと震えています。アジか?それとも青物か!?期待しつつリールを巻き上げると魚影が見えました。何だか平べったい青黒い影は、もしかして・・・。

南伊豆 大瀬港堤防釣行記:イメージ3

サビキでメジナ。なぶらの正体は、なんとメジナだったのです。その後も入れ掛かり、あっと言う間に10枚を超えました。意固地にフカセを続けていた自分ですが、ブリッヂに交換です。竿も3号の遠投用にチェンジ。更にコマセが効いて、釣れる釣れる!!サイズはやっぱり手のひらなものの、入れパクの誘惑には勝てません、20cmに満たないのは全てリリースしました。木っ葉がたまにサビキに掛かったことは何度かありました。でも、メジナのライズなんて初めての体験。水面直下でサビキなんて、自分の釣りの辞書にはありません。はっきり言って邪道かも?横恋慕はしたくないと手前にコマセを打ってみたものの、寄って来るのはハコフグとキタマクラばっかり。もうこうなれば、とことんやろうと決めました。午後5時半で遠投の浮きが見づらくなって納竿。薄暮の中で仕掛けを片付けて、コマセで汚れた堤防を洗い流しました。食べる分だけをキープしてクーラーに入れました。リリースの数の方が断然に多かったけれど、それでも楽しい釣りが出来ました。

釣りって、色んなハプニングがあるものです。こんなイレギュラーがあるとまた違う楽しさが発見できます。一途に一つの釣りを貫くのも素晴らしいですが、ハプニングを楽しむのも釣りの魅力じゃないでしょうか?南伊豆の海は綺麗な景色がいつも広がっています。便利なものはほとんどありません。素朴な、ひなびた場所です。だけど贅沢すぎる位の美しい自然がそこにあります。堤防の上もとても綺麗でした。サビキでメジナ。驚いたけど、これも自然のなせるワザ。場荒れも少ないので、いつまでも釣り人を楽しませてくれるでしょう。釣りをしながら癒しを求めるのなら、南伊豆はいかがですか?そんなことを強く感じずにはいられない、南伊豆大瀬への釣行でした。

-DATA-

場所:
静岡県賀茂郡南伊豆町大瀬 大瀬港堤防
交通:
車 下田よりR136号を石廊崎方面へ。途中青野川を渡り、手石・下流を経由して現地へ
その他 伊豆急下田駅より石廊崎方面行きバスで大瀬下車。いずれも下田より約40分
駐車場:
堤防前に広場あり。一部駐禁だが、十分に駐車スペースあり。
トイレ:
堤防へのアクセス通路の奥に公衆トイレあり。シャワー施設も別途設置。
食事:
近辺には食堂・コンビニ等なし。下田から田牛の間のコンビニ等で購入することをお薦めする(途中、青野川を渡る手前にコメディアンの名前にもなったカレー屋さんがある)。
宿泊:
近くに民宿・キャンプ場などあるが、事前の予約をした方が良い。
釣果:
メジナ20cm級30枚位、アイゴ36cm1枚、海タナゴ20cm級3枚、他ゲスト多数
仕掛け:
A フカセ1.5号 5.4m磯竿 道糸3号 ハリス1.5号 円錐浮き0.5号の浮きフカセ釣り
B カゴ3号 5.4m遠投用磯竿 道糸5号 投げサビキのブリッヂ仕掛け
えさ:
フカセ釣りにはオキアミの生を使用。フカセのコマセはオキアミ+配合餌をペースト状に。投げサビキのコマセはアミエビ。

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