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スーパーライズなヤマメ 多良水系
Jun.20, 2002 テレストリアル・シーズン!
ここ最近の猛暑と過労で、私の体も心も疲れ気味のようだ。新緑の渓にでも体を癒しに行こうか・・・。そんな想いと共に、夜が明けてない道路に車を走らせた。ハンドルを握って、もう1時間になる。道路沿いのコンビニで食料を調達し、また車を走らせる。30分ほどで目的の川の下流に着き、上流へと林道を登って行く。上流域まで来ると集落が現れ、周りの景色が鮮明に変わっていく・・・夜明けだ。ここに通いはじめて、もう19年になるが、不思議なもので、この場所に来るといつも同じ体感を与えられる。言葉では言い表せない私だけの特別な感覚を・・・。これを読んでいるアングラーもそんな場所に経験はないだろうか?林道沿いに車を止め、タックルを準備する。車から約1kmほど林道を下り沢へと降りていく。沢に近づくにつれて沢を流れる水の音がなんとも心地いい。やがてプール状の水面が現れ、緩やかな流れのクリアウォーターに体も心も癒される。これだけでもここに来た価値はある。

ロッドのガイドにラインを通し、リーダ・ティペットと直結し、シナモンアントパラシュート#12をセットする(ロッド:7.6ft #4、リール:#4~#5、ライン:DT4F、ティペットリーダ:5X 7ft、ティペット:7X 1ft、フライ:テレストリアルパターン#12~#16)。まずは、岩の弛みへプレゼンテーション。「バシャ!」水面を割って出たそれは20cmの綺麗な魚体。ファーストで出るとは調子がいい。「今日はいけるぞ」と、思ったのだが・・・。
それにしても、今日は少々風がある。風のせいかテクニックのなさか、うまくピンスポットに打ち込めない。これでは想い描いているイメージ通りにはいかない。私にとってイメージは大事な役目を持っている。イメージ通りに行くと行かないでは、次回の釣行に左右するのである。フライフィッシングは自己満足の要素も持っているからだ・・・とくに私の中ではそれが大きいのである。
500mほど釣り上がって来ただろうか、砂防ダムが現れた。ここで一旦、上流までの道が閉ざされる。山の急斜面を登って行けば可能なのだが、谷底に転落したらいっかんの終わりなので、ここは安全策をとって林道へと上がる。砂防ダムには大型のヤマメが着いているが、日中の水面にはなかなか出てこない。ここは日没前のゴールデンタイムに狙いたい。また、日中は小型のスプーン、スピナー、ジグ等で狙うと30cmオーバーが出るだろう。ここは過去にパンサーマーティンで31cmと34cmを連続でキャッチしている場所でもある。他のアングラーによると、40cmがキャッチされていると言う情報もある。

林道からまた沢へ下る。風も止んできたようだ。いいイメージが湧いてきた。岩盤のエグレ、瀬際の淀み、流れ込みなどのスポットを正確かつ繊細に打ち込んでいく。その度に反応はあるものの、なかなかタイミングが合わない。もしかして、ファーストで出たあれはまぐれだったのか・・・。そう思うと急にブルーになってしまった・・・。しかし、それは覆された。スパイダー#14からディアヘアー・ビートル#14に替えたファーストキャストで来た。少々流れがある瀬でいきなりだった。18cmほどの鮮やかなパーマークの魚体だ。その後、水生昆虫イミテーションも試すが、やはり今のシーズン、陸生昆虫(テレストリアル)に軍配が上がりそうだ。
イブニングを待ちたいところだが、その日の夕方に用事があったので、沢の辺に座りコンビニで買ったサンドイッチとサラダで昼食を取り、ロッドをたたむ。
ここ佐賀県の多良川までは、国道207号線、太良町に差し掛かると、中山キャンプ場案内の看板がたっているので、そこから中山方面へ。ポイントは中山地区の集落周辺から上流に点在する。中山を基準に行動するといいだろう。
-DATA-
- 場所:
- 佐賀県藤津郡太良町
- 交通:
- 国道207号線 太良町から中山キャンプ場方面へ
- 駐車場:
- あり
- トイレ:
- あり
- 食事:
- 国道207号線沿いにコンビニやスーパー、お食事処あり
- Field Deta:
- 山岳渓流、川幅が狭く水位が比較的浅いので、ポイントを探すには難しそうに思えるが、水ある所すべてがポイント!意外なところに大型が着いている。特に砂防ダムのイブニングライズは必見!(イブニングライズに集中しすぎて道を見失わないよう、くれぐれも帰り道は確保しとくように!)
- ハヤ、アブラハヤ
- コンディション:
- 他県からのアングラーも多い為、休日には期待出来ない。平日を狙うといい結果が得られる
- Warning:
- マムシ注意!急流な場所も所々あり、途中、ブッシュなども頻繁に現れるのでロングスリーブシャツ、チノパンツに足元も装備することをおすすめする。私は過去、何度となくマムシに出くわしている(幸いにも、まだ噛まれたことはない)。
- マナー:
- 渓流魚がいつまでも居れる渓流を保つのは、我々、渓流に足を踏み入れる者の宿命。これこそがマナーです。どんな小さな物でも自分が持ってきた物は自分で持って帰り処理をする。アングラーの常識です。
- 補足:
- 上流部には中山キャンプ場があるので、夏場は家族や仲間同士で行って多良岳の自然を満喫したらどうだろうか。
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