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三田八景 武庫川

Sep.16, 2001 バス釣り初心者体験記『川は難し、野池は優し』

三田八景 武庫川:イメージ1

関西圏のベッドタウンとして脚光を浴びる兵庫県の三田市は山と緑、そして水に恵まれたアウトドア愛好家にとっての楽園でもある。市内には青野川渓谷、有馬富士と福島大池、花山院、千丈寺湖、天神公園、ホロンピア館と深田公園、武庫川、永沢寺と花しょうぶ園などの名所があり、それらは「三田八景」と呼ばれる景観ポイント。その八景の一つ武庫川は、兵庫県南東部を流れる流域面積500km2、延長65kmのニ級河川。三田市内を貫流する距離は約25km。実は、筆者はこの武庫川の水が源流から65kmを経て海と出会う河口沿岸に住んでいる。日頃はボラの姿しか見かけない武庫川に、「三田ならブラックバスがいる」との情報を得て、バス釣り初心者の筆者はベテランの友人中山くんと共に日の出前に三田を目指し出発した。

三田八景 武庫川:イメージ2

筆者のような初心者には「ここにはバスが居そうだ」というポイント察知能力がない。それはデータや知識、そして経験がないために仕方がないことだが、ベテランはさすがに違う。先週、三田市内の武庫川でのポイントを捜しあてていた中山くんは、迷うことなくポイントへ車をナビゲーションする。到着時間は、まだ辺りが薄暗い午前6時前。バスポイントというのは不思議なもので、ベテランなら同じ場所に反応するらしく、すでに4、5人の先客がハードプラグを投げている。そして続々と車が駐車エリアに入ってくるではないか。前述の通り武庫川は延長65kmもあるだ。しかしわずか30分で、その65kmの内約 200mの範囲に15名ほどのバスフィッシャー達が集結してしまった。

9月も中頃になると朝晩は肌寒くなる。風もなく天気も良いのだが、鼻孔に届く山の匂いの中に冬の冷たさが少し感じられる。T-シャツ一枚では風邪をひきそうなので、ジャンバーを羽織り、ポットに入れて持参したホットコーヒーで体を暖めてから、いざ戦闘開始。堤防からは階段で川辺りまで降りることができるからか女性も多い。前日の雨の影響で透明度は高くないが、川にはアシ周りや堰堤、鉄柱のようなものまであり、バスキャッチポイントは豊富だ。だが朝の空気と同様、釣り人達の動きも静かだ。ほとんどの人がハードルアーでトップウォーターを攻めている。ロッドを振る音とルアーが着水するだけがあちらこちらから聞こえる。バス釣りを始めるまでは、「なんて落ち着きのない釣り方なのだろう」と思っていたのだが、バスとの駆け引きであるその行為は今や神聖なものに感じるようになった。

ところがだ。15名ほどのハードプレッシャーを受けながらバスはなかなかヒットしない。誰もがポイントを少しずつ変え、キャスティングの距離を変えながら様子を伺うが、バスは乗ってこない。筆者もペンシルタイプのルアーでトップを攻めるが(本当はワームでやりたかったのだが誰も使っていなかったので見栄をはってしまった)、小さな流木しか引っかからない。1時間ほど投げつづけるとようやくヒット。「おお、初心者が一番乗りしてよいのだろうか」と思った瞬間にバラしてしまった。跳ね上がるその姿はまさしくバス。30cm前後だ。居ることさえ分かれば、後は手堅くワームで…と戦法を変えるが、結局そこでの当たりはその一つだけだった。

ここ三田では、多くのバスフィッシャー達は青野ダム(別名千丈寺湖で三田八景の一つ)でボートやフローターを使ってバス釣りを楽しむが、初心者はやはり「オカッパリ」が基本だ。そうなるとやはり野池を攻めたい。三田には無数の野池が点在し、大きさも様々だ。またまたベテラン中山くんのナビで武庫川から10分ほど離れた野池に行く。そこは山手から裾野まで4つの野池が並んでいて、どれも水の色や景観の趣が微妙に違う。さすがに整備された川に比べ足場は良いとはいえないが、そのかわり自然の中にいることが実感できて心地よい。鳥の鳴き声や虫の声を聞きながら野池の周りや畦道を歩く。そして小山の間から吹きぬける風が水面をなでるように通りすぎて行くのを、そのの池の生息者たちと感じるのはいいものだ。

三田八景 武庫川:イメージ3

自然の中でこちらの感性が敏感になってくると、それが釣り方にも影響が出るのか、それとも野池のバスが純粋さを保っているのか、当たりが出始め、ついに1尾目のランディングに成功。それにしてもサイズを測るのもカワイソウな小さなバス。ベテラン中山くんは、初心者に先を越されては面目無し、と立て続けに3尾をランディング。でもやはり極小サイズばかりだ。どうやら餌が少ないようで、ビッグサイズは期待できない。結局、釣果としてはその4尾。だが、野池の優しいバス達と戯れることができて楽しめた。

今回は、バス釣に徹したために「三田八景」の一つしか楽しむことが出来なかったが、次回は他の八景も楽しみたい。また地図を見ると、ここ三田は野池の宝庫だ。次回はメガバスを捜しに別の野池探索もぜひ予定の中に組み入れたい。

-DATA-

場所:
兵庫県三田市-武庫川周辺
交通:
武庫川ポイントまでは、電車でJR新三田駅より徒歩。車・バイクなら中国道「神戸三田IC」より国道141号線へ入り北上する。大阪市内より車で約1時間30分。
駐車場:
武庫川下井沢には、20台ほど停められる駐車スペース有り。各野池はない場合がほとんど。また、釣禁止の場所もあるので看板の有無を必ず確かめよう。
トイレ:
武庫川、野池ともになし。駅もしくはコンビニエンスストアで借用

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