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中禅寺湖のビッグトラウト

Jun.25, 2001 中禅寺湖のモンスター

中禅寺湖のビッグトラウト:イメージ1

日本の、スポーツフィッシング発祥の地とまで言われている中禅寺湖。日光国立公園内に存在するこの湖には、ブラウントラウト。レークトラウト。レインボートラウトや、本マス。イワナ等のビッグトラウトが多く棲息している。これらは、湖畔沿いに戦後建てられたアメリカ大使館。イギリス大使館。フランス大使館等の、別荘として利用されていた際のリクリエーションとして放流されたものだ。

東北道宇都宮ICから、日光宇都宮道路を経由してR120いろは坂を登りつめると、観光地として有名な中禅寺湖に到着する。主な観光スポットは、温泉町を控えた日光東照宮や華厳の滝等があるが、今回は観光目的ではなく中禅寺湖のモンスターに逢いに来たのだ。中禅寺湖のベストシーズンは、水温が安定する5月から6月の二ヶ月間に集中される。夏場から秋口に掛けては朝夕のライズ狙いとなる。アタックスタイルは、ルアーフィッシングとフライフィッシングに大別されるが、ビッグヒットをモノにするには時期と場所が大きく左右する。今シーズンは、バックスペースが確保される国道側のポイントをフライフィッシングで狙い、八丁出島周辺のブッシュ際はルアーフィッシングでアタックした。

中禅寺湖のビッグトラウト:イメージ2

フライフィッシング。通称、丸山バス停からダルマ石周辺は、ブラウンやレインボートラウトが最も接岸する場所だ。フライタックルは、9フィート8番ロッドにタイプⅡシンキングラインをセット。リーダーは、12フィート3Xを使用。メインフライは、私のヒットフライの中からマイラーボディのアクアマリーン#2/0。他にも、サーモン系フライを50本程セレクトしている。AM6:00頃から、丸山付近でキャスティングを開始した。この時のバックスペースは、膝上までウエーディングして15m程確保できたので、シュート距離25mは容易にキャストする事ができた。タイプⅡシンキングラインは、キャストしてフライが沈み込むまでタイムロスがあるので、その日のトラウトの状況に合わせた泳層にカウントダウンさせてからリトリーブアクションを加えるといい。キャストから2時間程経過していたが、アタリも無しに少しずつ移動しながら黙々とシュートを試みた。通称12番別荘前で、行き成り強烈なアタリがロッドを駆け抜けた。素早く余分なラインをリールに巻き込み、獲物が落ち着くまでロッドテンションを保ちながら様子を見た。数分後、ようやくスローで巻き上げに入るが、何度もロッドが伸される事から良型のレインボートラウトだと予感した。後ずさりしながら、慎重にランディング。何と、ヒットフライが口では無くエラに掛かっていた。43cmのトラウトにしては、余りにも強烈な引きだったがこれで納得。曇り空のAM:9時頃、ポンプ揚水の石組み近くで再びヒット。ラインを緩ませないよう注意しながら、スローリトリーブ。意外と早く寄ってきたのは、朱点も鮮やかなブラウントラウト42cmだった。

中禅寺湖のビッグトラウト:イメージ3

ルアーフィッシング。立ち木やブッシュが覆うバックスペースの無いキャストポイントでも、ビッグトラウトが狙えるのがルアーキャスティングだ。私は、ブラウン&レイクトラウトを狙う時、八丁出島周辺の深場を探る。タックルは、6フィートベイトロッドにABU2500C両軸リールをセット。ラインは、8ポンド150ヤードをストックしている。梅雨雲が湖面に迫る早朝、車止めから徒歩で約30分程でキャストポイントに到着。既に、蝦夷セミが発生している時期でも或るから、湖面の状況を見極めなければならない。小寺ケ崎ワンドからキャストを開始して、八丁出島の突端までを探るコースを選定した。ワンド内は浅場なので、初夏からは藻が大量に発生するから、湖底の落ち込みまで湖岸に添って遡行する。途中、小さなワンドの急深帯からキャストを開始した。セットルアーは、オリジナル10gスプーンだ。このスプーンのカラーリングは、自分でエアーブラシを使用して仕上げたハンドメイドルアーで、数々のモンスタートラウトをゲットしている自慢の一品。30分程で、40cm級のレインボーがヒット。でも、中々大物のアタリ所か追いの姿も見られなかった。バックパックしたザックからストーブを取り出してコーヒータイム。時折、湖面で大きなライズが見られるようになってきた。今にも雨が降り出しそうな悪天候が幸いしたのか、トラウトが湖岸のカケアガリに寄ってきているような気配を感じた。出島の突端付近に差し掛かった辺りに、ベストポイントがあることを知っていたので、一発狙いのつもりでそのポイントに賭けた。このポイントには、湖底が陥没したような筋目が沖に向って走っている個所だ。レッドヘッドのブレードの後部に、イエローグリーンをブラッシングしてあるスペシャルルアーだ。ファーストキャストから既に一時間。しかし、何の応答も返って来ない。筋目の両サイド周辺にポイントを絞り、フルキャストしてから3m程カウントダウン。一度ロッドを煽って(底を切って)から、リーリングした。数m巻いたアタリで、ガツンと手応えを感じてロッドアップ。思ったとおり、ヤツは潜んでいたのだ。手応えから、間違いなくビッグヒットを感じていた。背負っていたランディングネットを外して、静かにそして慎重に引き寄せるが何故か重い。このテールウオークは、レイクトラウトかも知れない。浮き上がってきた魚体を見て再確認。それは、66cmの見事なレイクトラウトだった。

-DATA-

名前:
栃木県日光市中禅寺湖
交通:
東北道宇都宮IC→日光宇都宮道路→R120
駐車場:
立木観音前駐車場
トイレ:
立木観音前駐車場トイレ
中禅寺湖漁協:
0288:55:0271
日釣券:
岸釣:2,100円。
ワンポイントアドバイス:
・夏場の釣況は、水面水温が20度近くまで上昇してくるので、朝マズメのカケアガリ付近をディープリーリング。日暮れ時のライズも見逃せない。ルアー&フライとも、深場をメインに探りたいところだ。

フィッシングパーク清洲東釣行記

Jun.17, 2001 お父さんのお株上昇!

子供がまだ小さく、折角釣りに連れていっても、1時間も経たないうちに「もお帰ろう~」と言われて困ってしまうお父さん方。朗報です。今回紹介する場所は、子供でも釣果確実で、豪華なおみやげに家族も大満足。また、釣った魚をおかずに昼食、夕食もOKという至れりつくせりの場所です。場所は東名阪自動車道清洲東I.Cを降りてすぐ、国道22号線を一宮方面に入るとすぐ左手に見えるところです。2階は本場の職人さんが腕を振るう和食どころ「やっちゃば」。ここの料理がまた絶品。私はここに食事メインで来ることもしばしば。ここの紹介はまた、ホームページもあるので検索して見てください。まず、この釣り場紹介から。

フィッシングパーク清洲東釣行記:イメージ1

ここは、普通のエサ釣り場と違って、全てヒッカケ釣りである。見えている魚にそーっと針を近づけ、下アゴ付近に針が来たら、すばやく合わせる。後は普通の釣りと同じで池の外に抜き上げるという方法である。ヒッカケ釣りなんて邪道だという人、自分はエサ釣りしかしないという信念を持った人にはお勧めしませんが、純粋に子供に魚の引きを味わってもらいたいと思う人には絶対のお勧めポイントです。最近、海上釣堀が大流行だが、大抵1日1万円。しかも、自宅からは遠くにしかないという人がほとんどではないだろうか?私の専門はフライフィッシングでエサ釣りはほとんどしないが、昔、三重県にある海上釣堀に通ったことがあった。しかし、真鯛を釣ったことは数えるほどしかなく、小物ばかりで、お金をかけたわりには、家族にも喜ばれることは少なかった。そこで、フライフィッシングにのめり込んでいるわけだが、これはキャッチ&リリースを基本としているため、結局家族には喜ばれず、自己満足の世界である。そこで、スーパーに魚を買いにく感覚で魚の引きを楽しんで持ち帰るという形式の誕生というわけだ。気分はUFOキャッチャーである。

フィッシングパーク清洲東釣行記:イメージ2

ここのシステムは、女性子供専用アジ釣り場が1個所。1000円でアジ3匹まで釣ることが可能。また釣果確実コースでヒラメと真鯛のコーナーもあり、1500円出すと1匹は確実に釣ることが保証されている。1000円で2匹まで持って帰れるコースもあるが、こちらは腕に自信のある方専用と考えた方がいい。細いハリスで30cmクラスが掛かったら、プロでないと抜きあげるのは至難の業である。もう一つ、お勧めコースがある。こちらはお父さん用と考えた方がいいが、1800円で大物コースというものがある。中に入っている魚は天然ブリ80センチ級を筆頭にワラサ、スズキ、大型真鯛など魚種も多彩。こちらは若干ハリスも太く、池に設置されている2箇所のゲットポイントに魚を誘導できれば大きな網ですくってもらえる。そこそこの腕があれば誰でも1800円で高級魚が手に入るという訳だ。

フィッシングパーク清洲東釣行記:イメージ3

私がいつも子供を連れて行く時のパターンを紹介しよう。まず、最初にアジのコーナー。小さなイケスに沢山のアジが泳いでいる。子供の手を取り、その中でも一番太っていて大きそうなアジに狙いを定め、軽く合わせてアジを掛ける。あとは、子供に抜き上げさせてあげる。これを3回繰り返し、子供に要領を掴ませる。ここまでの費用は1000円。次に、ヒラメか真鯛、どちらが釣りたいか選択させる。私の経験では、真鯛は引きが強すぎて子供(3~4歳)には難しいようだ。ヒラメがお勧めである。実際、この写真を撮るために妻に子供を任せ、カメラを取りに車へ行って帰って着たら子供は一人でヒラメを掛け、しかも抜きあげようとしているところであった。

フィッシングパーク清洲東釣行記:イメージ4

だいたい、これで、子供は大満足。ヒラメのサイズも30cmから40cmくらいのものばかりなので、家族も大喜び。ヒラメ1匹とアジ3匹、合計2500円だが新鮮で引きも楽しめ大満足。この後はお父さんの腕試し。私は、余興のつもりでこの後大物コースを試してみた。ここは、今までのイケスとは違い大型のイケスで流速も水深もあり、上からでは魚は見えにくい。竿にリールも付いていていかにも本格的。目で見て掛けようと思ってもなかなか掛からない。重りが付いているので水底まで重りを沈め、魚から掛かるのを待つか、何度かしゃくりあげて掛けるしかない。最初は慣れていないためか、全然掛からず少し焦りだしていたが、何度目かに竿がしなった。ジジジーとラインが出て行く。必死に耐えていたが結局バラシ。しかし、ハリスは切れていなかったので今度は対岸に場所を移動。すると、常連さんらしき人が釣りに参加。しかもあっという間に魚を掛けた。さすが常連さん。しかし、この後、バチという音とともにラインブレイク。あっさりハリスを切っていった。

フィッシングパーク清洲東釣行記:イメージ5

やはり私には無理だなと思いかけた瞬間、ロッドにググという感触が伝わる。すぐに合わせるとガッチリフッキング。ヒットだが、結構重い。小型のハマチクラスなら取り込めるかなと思っていたが意に反して大型のブリがヒット。万事休すと思った矢先に意外とあっさり水面に姿を表した。ハリは下アゴから上アゴにかけてがっちりフッキングしていた。なんという幸運。これでは、さすがのブリも身動きができず降参といった感じ。イケスのキャッチバスケットになんとか誘導して無事ランディング。今回初挑戦の大物コース1800円で大型ブリをゲットして私のお株は急上昇。子供のために来た場所だが、私が大満足した1日であった。この後、ブリはプロに料理してもらい家族と両親のお腹に収まったという結果である。尚、これらの他にも大型アナゴのコース、シマアジ、イシダイコースなど高級魚のイケスもあるのでそちらも釣ってみると面白そうである。(ちょっと料金は上がります)ちょっとした時間に手軽に子供や家族が満足できる場所なので、一度家族で訪れてみてはどうでしょうか?私たち家族が行ったときは、若いカップルや老夫婦まで多くの人たちが楽しんでいました。

-DATA-

場所:
愛知県西春日井郡春日町下之郷長久寺23
電話:
052-400-2661
交通:
東名阪自動車道・清洲東I.Cを降りて、国道22号線沿い信号を右折。1.5km先左折したところ。
駐車場:
有り。
トイレ:
有り。
◆2階は活魚料理「やっちゃば」魚料理の本場、伊勢志摩の板さんが腕によりをかけた市場料理!ここのヒラメのあんかけ定食は絶品。980円ながらヒラメ丸ごと1匹が皿に乗り、ごはん、味噌汁、と日替わりの1品、漬物がつく大満足料理。美味しくてボリューム万点。

鬼首高原の尺ヤマメ

Jun.13, 2001 荒雄川FF紀行。

鬼首高原の尺ヤマメ:イメージ1

東北自動車道ICから、R47を経由して新緑深まる鳴子温泉方面に向う。温泉場の湯煙を横目に見ながらR108に針路変更、目的地である荒雄川本流に心も一直線。山岳路となる荒雄湖を眼下にしながら、ようやく鬼首高原に到着した。AM:5時25分。何故早朝に急ぐのかには、私なりの訳があるんです。その訳は、毎年6月中旬のこの時期は、荒雄川のリバーサイドで大量にカワゲラが発生する羽化期なんです。カワゲラ類は、カゲロウのように夕刻羽化する個体数よりも、早朝に羽化が始まり川辺を飛び交う数の方が断然多いのです。もう一つの狙い目は、朝露が残る早朝に発生したカワゲラは、葦の根本付近で上手く飛べずに陽が射すのを水辺近くで待っています。これを、トラウトが知らない筈がありません。ヤマメやイワナを毛鉤で狙う時は、これらの習性を知る事によってマッチング.ザ.ハッチが楽しめるのです。今回のタックルは、オービス社セブンイレブン(7フィート11インチ)フライロッドに、DT#4番フロートラインをセッティング。本流域のワイルドフィールドでも、ハイバックがブッシュならセミロングロッドが最適になる。

鬼首高原の尺ヤマメ:イメージ2

鬼首大橋を渡ると直ぐに、荒雄湖から遡上するビッグトラウトが迫る堰堤がある。この下流域は、淵際の大きなポイントが数多く存在する。顔見知りのおばちゃんからライセンスを購入する時、河川状況と地元のホット情報も仕入れて早速ウェーディング。しかし、先客が既にベストポジションでフライキャスティングしているではないか。折角ハードなブッシュ越えをしてきたのに、残念。でも、シュートラインを良く見ると、始めたばかりのフライマンのようだった。彼も私に気付いて、ご挨拶。今シーズンからフライフィッシングを始めたそうで、練習中とか。しばし、釣りを忘れてFF談議になってしまった。堰堤下流域は、水深が2m以上有るのでドライフライよりウエットの方がヒット確率が高くなる。今回は、ドライで尺ヤマメを狙っていたのだが、どうしてもキャストしたいポイントに心惹かれて、先ずは下流部から入渓したがノーヒット。

鬼首高原の尺ヤマメ:イメージ3

一時間遅れで、荒雄川メインポイントである通称「川柳リバーサイド」を前にした。県道の橋が傍にあり、釣り人の多い関東圏では考えられない程のビッグトラウトが姿を見せるエリアでもある。キャストフィールド周辺状況は、上流部に小さな堰堤がありシャローなチャラ瀬(30cm程の浅場の流れ)が広く展開している。川柳ポイント前で、再び流れが合流してからリバーサイドに落ち込んでいる。瀬頭。トロ場。そして瀬尻と、ポイント形成は約30m程ある本流独特のストリームだ。ファーストキャストは、対岸に流芯があるので、キャストしてから小さくラインメンディング(フライの傍にラインの撓みを作る)を加える。これは、キャストしたフライが手前の流れによるドラッグ(不自然な流れ)を防ぐためだ。セットフライは、自信満々のエルクカディス14番。下目ポイントから徐々にアップストリームにキャストフィールドを移しながら、ベストポイントであるトロ場と瀬頭の中間点まで迫っていた。

ファーストキャストから30分程経過していたが、ライズが全く無くフライをCDCローヤルコーチマン14番にチェンジ。9フィート6Xテーパーリーダーラインも確認してメインシュート。数秒後、意気なり銀箔の魚体が大きく反転したのを見てフックアップ。確かな手応えが、ロッドテップからグリップに駆け抜けた。間違いない、これは尺上の山女魚に違いない。セミロングのロッドが、グリップから湾曲している。ヒットフィールドがワイドだったので、下流にスライドさせながらリールを巻き上げる。これは、いい写真が撮れる。私は、釣りの楽しみもあるが取材を兼ねての旅なので、このシャッターチャンスを逃す訳には行かない。バックパックしたザックから三脚を取り出してカメラをセットする。これが又ハードな作業なのだ。何しろ、左手にビッグトラウトをフッキングさせたロッドを持ち、右手だけで開脚して取り付けるのだから慣れないとできない技だ。何度かリールを唸らせたが、ようやくリバーサイドに引き寄せランディングに成功。やはりデカイ、33センチの鬼首山女魚だった。素早くセルフでシャッターを数枚切り、有難うのメッセージを添えてリリース。

鬼首高原の尺ヤマメ:イメージ4

小さな堰堤をクリアしながら、谷地区内まで約4時間遡行。イワナは、川面の枝が垂れ下がるアンダーゾーン(木蔭)から良く飛び出してきた。イワナ26cmを筆頭に、良型ヤマメが7匹ヒットして大満足。荒雄川の中流部は、河川幅が50m位有るが流れは25m前後の本流域だ。水深は一m以下でフラットな流れが上流域まで続いている。夏はアユ師が多くなるので、モーニングタイムかイブニングを狙った方がいいでしょう。この本流には、大沢川や軍沢川等の支流が多く流入しているので、その日の釣行状況よっては変更も可能だ。遠征組みに嬉しいのが、心癒す宿と温泉。右手には鬼首温泉郷があり、左側には、ペンション村があるから大変便利。もちろん温泉つきですよ。

-DATA-

名前:
宮城県玉造郡鳴瀬町鬼首。荒雄川
交通:
東北自動車道古川ICからR47→R108を経由して約一時間。
駐車場:
河川沿いにPスペースがあります。
トイレ:
アユシーズンだけ仮設トイレ有り。
ヒットフライ:
夏場のフライは、甲虫類(山イナゴやバッタ。コオロギ等。#12番でOK。

マタギ渓流釣行旅

Jun.08, 2001 阿仁マタギ渓流

マタギ渓流釣行旅 :イメージ1

マタギ伝説が、今に残る秋田県阿仁町。江戸時代には日本一の銅産出量を誇っていた町でもある。森吉山系の原生林から湧き出る渓流には、磨きぬかれたイワナとヤマメが生息している。青森からの帰り道、二年振りに秋田県内陸部の阿仁川水系に釣行した。東北自動車道十和田ICから、R103→R105鷹巣町を経て阿仁町に向う。阿仁町周辺には、山の神を信じて独特の手法で狩猟生活していた阿仁マタギが多く住んでいた。その名残が、近隣の民宿等に今も残っている。(マタギの生活を知る資料館等も有る。)

マタギ渓流釣行旅 :イメージ2

阿仁前田から、太平湖方面に向うと小又川が流れている。この渓流のヤマメは、体高のある幅広ヤマメで釣り人には根強い人気がある。深渡地区あたりから、探りを入れるため入渓。今回のタックルは、Orvisセブンスリー#3番フライロッドに、9フィート5Xリーダーを連結。初夏に入り、水温は16度とコンディションは抜群だ。モスキートフライ#14番に全てを託して、ファーストキャストを試みた。この渓流の特徴は、チョークストリーム(緩やかな流れ)から落ち込みまである森林帯ならではの渓相がおもしろい。最初の入渓地点は、落ち込みの深い右側遡行なので、対岸攻略は容易だが右側ポイントにフライをプレゼンテーションするのはチョット厄介だ。こんなフィールドに出合ったら、左手に持ち返せば問題ないのだが両効きの人はそんなに居ないもんね。こんな時は、ロッドのジョイントからティップだけを左側に出してシュートすると上手く行く。詰まり、利き手を身の半分(ボタン位置)から出さなければ有効だと言う訳だ。小型ながらも、イワナが2匹ヒットに先ず々だったが、ウォーターフォール(滝)の有るいつものプールを前にして、キャストに戸惑い暫し流れを見つめてしまった。以前の流れとは、全くポイントが変わっていたからだ。

マタギ渓流釣行旅 :イメージ3

ブナからの木漏れ日が、川面に射し込むポイントにドライフライを贈り付けた。隙間からそっと投入したにも関わらず、受け取りを拒否したようにフライが流されて行く。それでもナチュラルドリフト(自然な流れ)だったので、そのまま瀬尻までロングドライブ。諦めてピックアップしようとした時、私の心を蹴破るようにバシャ!っと派手なライズに思わずフックアップしてしまった。いい感触が、グリップまで届きノックする。久し振りに阿仁のイワナと再会だと思ったら、イワナならぬヤマメだった。それでも、釣り師にとってヒットは良薬だ。心ウキウキ撮影後、リリースして次のステージに駒を進めた。どんどん上流に攻め込みながら、ベストポイントだけを拾い釣り。流域を知り尽くしてしまうと、手抜きしてしまうのがベテラン釣り師の悪いところだ。落ち込みが連続する女木内地区からは、25cm級イワナが飛び出してきた。この周辺は、葦のブッシュが両サイドからせまりキャストは難儀するが、イワナがブッシュ周辺に張り付いているのでじっくり狙いたいフィールドだ。これからの時期、山イナゴ(一cm程の褐色)が河原に発生するので、セレクトフライは獣毛等をウイングにしたフライが効果的。山岳渓流のエリアによっては、ダウンクロス(下流遡行)で探らなければならない所がある。湯の沢橋から下流域は、上目から下流域にウエディングしながらキャストするとヤブ漕ぎしなくてもいい。ここでも良型イワナを3匹キャッチ。5時間以上も遡行してクタクタ。直ぐ近くに、国民宿舎森吉山荘や杣師(山を渡り歩いていた木地師達)が利用していた湯の沢温泉があり旅の疲れを癒してくれる。

マタギ渓流釣行旅 :イメージ4

次の日、R105を南下しながら阿仁川上流域を訪ねた。夏場の阿仁川はアユ釣りで賑わう河川だが、今回は渓魚がお目当てなので奥阿仁上流域に進入。マタギの湯で知られる、打当温泉を過ぎた辺りから入渓。打当川は、岩魚の魚影が濃い渓流だ。CDCソフトハックルをウイングにした14番ドライをメインに使用した。この辺りは、小さな落ち込みが連続しているので、ショートキャストで充分だ。シュート距離は、約5m程だが、ポイント毎にイワナが飛び出してくる。約二時間程で二桁をクリアしたが、昨日の疲れも有り支流域が入り込んでいる上流迄は遡行しなかった。いつか再び、マタギの里を釣行したいと約束した帰り道、新装なったマタギの湯に浸かり元気を取り戻して次の渓流旅に出発。(夏場は、アブが発生するので防虫ネットとスプレーを忘れずに釣行して下さい。)

-DATA-

名前:
秋田県北秋田郡阿仁町
交通:
東北自動車道大曲ICからR105を経由して約90キロ。
駐車場:
林道脇のスペースを利用。
トイレ:
無し
管轄漁協:
阿仁川漁協:0186:72:3111。
日券1,000円。
(毎年種川に指定する支流域が有りますので看板に注意)
温泉:
森吉町:湯の沢温泉。森吉山荘。クウィンス森吉。
阿仁町商工観光課:
0186-82-2117
http://www.kumagera.ne.jp/ani/frame3_kankou.htm
マタギ資料館:
マタギ駅から車で6分。

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