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日本のネイティブフィッシュ、ニゴイとボラを釣る
May.01, 2001 日本のネイティブフィッシュ、ニゴイとボラを釣る
加古川でのルアーフィッシングというとブラックバスが有名ですね。私の知人にはこのブラックバスをフライフィッシングで狙って、沢山のランカーと出会っている人がいます。でも加古川にはもっと沢山の魚種が棲息しています。例えば冬場に散発的に放流されるニジマスを釣るのも一興ですし、日本のネイティブのゲームフィッシュであるニゴイやコイ、そして河口近くのボラやスズキもフライで狙うことができます。今回はそんな日本固有の大物たちを狙って加古川の下流域に行ってきましたので、様子を報告します。
まず最初は河口から20kmほど上流の三木市近くでニゴイを狙います。釣り場への到着は午前7時頃。天候は晴れ。9フィート7番のロッドにフローティングライン(ウェイトフォワード)、3Xのリーダーにフラッシュバックニンフ#10(オリーブ)からスタートしました。ニゴイというのは基本的に水底のエサを吸い込むように食べているようですので、使用するのは沈むフライが主体になります。また川底の石に根掛かりする確率が非常に高いため、フローティングラインのご使用をお奨めします。

さてニゴイが棲息する場所は、瀬と呼ばれる浅い場所が多いようですね。写真にもありますように、一見何も無い、水深がせいぜい30cmくらいしかない場所なのですが、あちこちでニゴイがバシャバシャと暴れています。そういう場所にそーっと近付いていって、上流から下流へ向けて静かにフライをキャストします。人影やラインの着水音で一度怯えさせてしまうと、ニゴイ達はアッと言う間にどこかへ逃げてしまいますので、注意が必要です。うまくニゴイの視界にフライが入ると、彼らに食い気さえあればフライをくわえて走り始めますので、あとは40cmを越えるニゴイ達との重量感のあるファイトを楽しむことができます。とにかくニゴイ釣りのコツはニゴイを見つけることとニゴイ達を驚かせないことに尽きるように思います。ということでこの日は2時間ほどの間に40cm と45cmの2匹のニゴイと出会うことができました。
次にボラを探しに下流へと車を走らせます。河口近くの幾つかの釣り場をさ迷っている時に、ある人から「このシーズンはボラ達が潮止め堰堤の直下に溜まっているよ」と教えて戴きまして、早速駆けつけました。なるほど、辺りにはボラ掛けの釣り人やルアーでスズキを狙う人もおられます。フライでボラを釣ろうという酔狂な釣り人は私だけのようです(^^; タックルはニゴイ釣りに使ったものをそのまま流用しましたが、ボラとのファイト中に3Xのティペットを根擦れで切ってしまってからは2Xへとサイズアップしましたので、申し添えます。フライはソルトウォーター用のデシーバー#1/0です。

さてボラ釣りの方法ですが、私にとっては初めての経験だったので、実はこれが最も良い方法かどうかは定かではありません。フライの動きをコントロールしやすいように、堰堤の下流に溜まっているボラの群れに対して上流からアプローチしました。フルキャスト後、少し間を置いてからスローにリトリーブしていると、ボラがフライにぶつかるコツコツという手応えがあります。そんな時に強くフライを引いてしまうと、ボラの体にスレで掛かる確率が高くなってしまいます。そこでひたすらスローにフライを泳がせていると、グイーッという手応えがあり、そこで初めてフッキングに入ります。フッキングする確率はそんなに高くないのですが、ひとたびハリが掛かると、ボラの猛烈なダッシュが始まります。ボラのサイズは40cm前後なのですが、同じサイズのニゴイとは全く別の次元のファイトを見せてくれ、バッキングラインまで引き出されてしまうこともありました。7番タックルでは力不足かも知れません。そしてリールファイトがこんなに楽しい釣りは久しぶりです。手前に寄ってきてもなかなか大人しくなりませんが、力尽きたところでフックを外してやり、そっとリリースです。
結局、午前11時から午後1時までの2時間で4匹のボラを釣ることができました。ニゴイも含め、これほどのファイトを見せてくれる魚が日本にはもともと居るんだと再認識するとともに、自然の恵みに改めて感謝したいと思います。フライフィッシングの世界はまだまだ広がりそうですね(^^)
-DATA-
- 場所:
- 兵庫県三木市加古川下流域
- 交通:
- 車の場合は山陽道・三木小野インターなど
- 駐車場:
- 河川敷などにある空き地を利用
- トイレ:
- 釣り場にはほとんどありませんので、注意が必要かと
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