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ヤマメも染まる新緑の横瀬川

Apr.21, 2001 秩父山地前衛の小渓流

ヤマメも染まる新緑の横瀬川:イメージ1

埼玉県横瀬川は秩父連山の前衛を西流し、秩父鉄道「黒谷駅」近くで荒川本流に合流する清流だ。1000メートルほどの山地が水源なので、上流域は一部を除いて悪場もなく渓流釣りの入門の谷としてビギナーに最適。流れにはイワナ、ヤマメ、カジカ、ウグイなどが生息し、手軽に釣りを楽しめるニジマスの管理釣り場も常設されている。この横瀬川が貫流する横瀬町は都心から70キロメートル圏内に位置し、飯能市、名栗村、秩父市に接した観光農園経営が盛んなまちである。主な果実としてはイチゴやプラム、ブドウなどが挙げられ、季節にはこうしたフルーツ狩りも楽しめる。今回、地元秩父漁協の熱心な放流事業に支えられて渓流魚の魚影が比較的濃い、フルーツのまちの横瀬川で遊んだ。

凍てついたモノトーンの解禁早々からイワナやヤマメを追いかける我慢しきれない組もいるが、「ヤマブキ、ヤマザクラが咲く」のを待って、谷へと向かう者がいる。この場合の釣り人の釣法は「テンカラ」と呼ばれる和式毛針釣りであったり、あるいはフライフィッシング。毛針釣りの最適の条件は、やはり谷の水温が上昇し、それに伴って孵化するカゲロウが水面上を乱舞することだろう。だから、たいがいはこの時期が「ヤマブキが咲く」時期と概ね合致する。渓流釣りは旅の釣りともいわれる。山里を訪ねるのは、むろん極寒の季節も味わい深いが、ここはやはり毛針釣りでなくとも躍動感のある春からが私の渓流のシーズンインなのである。

ヤマメも染まる新緑の横瀬川:イメージ2

4月21日。埼玉県西部の秩父方面をめざして車を走らせる。私の住む飯能市から横瀬町へ向かうルートについては長野県が終点となるこの国道299号を利用する。299号は地方都市をアクセスする主要幹線道路なので平日は資材を積載した大型ダンプの交通量がすこぶる多い。日本の経済活動を支えるトラックやダンプカーが走行しない休日は、行楽客の車が連なる。午後は行楽帰りで渋滞するので時間調整するか、もしくは飯能市と横瀬町の行政界「正丸トンネル」を抜けずに名栗村へと進路変更したほうが無難だ。さて、飯能方面からトンネルを抜けると雪国ならぬ、横瀬川。

ニジマスの管理釣り場、西武秩父線芦ヶ久保駅を左手に見ながら、スケートセンターを過ぎた辺りの橋の袂に車を止める。ここはスギ林が左側から迫っているが、車一台分のスペースがあり、さらに林間の細道が流れへとのびているので他の釣り人たちも入渓地点の一つして重宝している場所だ。ここの車で先行者の有無が確認できる。ただし、駐車したすぐ脇をカップルや家族連れの車がひっきりなしに通過していくので、ズボンの履き替えなど身支度をする姿に視線が集中するのが難点といえば難点。

ヤマメも染まる新緑の横瀬川:イメージ3

3グラムの金属片(ルアー)をキャストしながら、釣り上る。横瀬町は春まっただ中。気温も20度を上回り、遡行に汗ばむほど。長袖のシャツを肘あたりまでめくりあげ、放熱し、再び、落ち込み、瀬尻、瀬脇、岩陰とキャストを繰り返す。リールに巻いた新調の4lbラインは同強度でワンランクの細さが売りである。しかも岩にこすれてもへこたれないという。キャストの数と釣れた魚の数は比例するものだが、強さが自慢のラインはここまで何度、横瀬川の水面を行き来し、幾たび金属片を往復させたことか。太陽光を浴びてきらめき、岩陰に潜む魚を幻惑し、見事なまでに誘い出すはずだった3グラムは岩の角にたたきつけられ、フォルムに歪みが生じ始めている。思惑は外れ、西武秩父線芦ヶ久保駅近くでいったん上がり、移動することにした。

ヤマメも染まる新緑の横瀬川:イメージ4

芦ヶ久保渓谷国際つり場の終点付近から再び、谷へ下りる。この辺りの横瀬川はそれまでの里川的様相から、大きな岩や落ち込みが連続する山岳渓流へと趣を変える。国道299号から上流に向かって右斜めの方向にのびる砂利道を下ると、渡された橋のすぐ上手に格好の渕が現れた。万緑に染められたそこからの渕と落ち込みでの魚の出は、格段に良くなり、ヤマメ、イワナが次々にロッドを絞り込んだ。芦ヶ久保駅をほぼ中心にして下流、上流を探釣りした今回の横瀬川釣行。魚の出るポイントは限られていたが、地元漁協の定期的な放流もあるので、シーズン中は十分楽しめそうだ。釣りに疲れたら、温泉でリフレッシュするのもいい。

-DATA-

名前:
埼玉県秩父郡横瀬町
交通:
電車利用の場合は西武秩父線「芦ヶ久保駅」下車、徒歩。車は首都圏中央連絡自動車道狭山日高ICから飯能市方面へ向かい、国道299号で正丸峠を越えて横瀬町へ。
駐車場:
川沿いに駐車可。ただし、国道は避けること。
トイレ:
芦ヶ久保渓谷国際釣り場近くの国道299号沿いにある。
温泉:
いろりの宿ふる里
横瀬町芦ヶ久保475-1。
日帰り入浴可。
電話0494-25-0044。
芦ヶ久保果樹公園村の中央に位置
丸山鉱泉旅館
横瀬町横瀬1795-1。
日帰り入浴可。
電話0494-23-3439。
周囲を果樹園に囲まれた山間の一軒宿。

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