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遠山川本流釣行記

Sep.1, 2000 幻の大魚を求めて、悪戦苦闘の記録。

その昔、この村を流れる川には「遠山アマゴ」と呼ばれる大きな幅広アマゴが釣れると言われていたが、近年は釣り人が増え、その数が激減してしまった。しかし、一部の釣り人はその「遠山アマゴ」に巡り会っているのも事実である。そこで、今回は、その伝説の「遠山アマゴ」を狙って出かけてみた。

遠山川本流釣行記 :イメージ1

9月1日午前3時に自宅を出発。愛知県から現地までは、国道151号線、153号線と北上し、長野県平谷村から売木村を経て、天竜川を渡り、国道 152号線を北上すると遠山川に着く。約3時間半のドライブである。そして天候は大雨。今まで雨が降らず、愛知池も干上がってしまう程の渇水状態だったところに久しぶりの雨が降った絶好のコンディションだろうと思い、ワクワクしながら現地に向かったのだが、これは降りすぎである。川は白く濁り、ある所は濁流となっていた。ここまで来てロッドを出さずに帰る訳にはいかない。しかし、命がけで釣りをするのも得策ではない。そこで、最初は遠山川一番の支流である上村川を狙う事にした。しかし、ここも例外ではなく白く濁り始めていた。これは上流で工事をやっている都合上しょうがないのだが、今のところ何とか釣りができるレベルであった。そこで、急いで仕度を始めた。当日のタックルは、8.4フィートの4ピース#2ロッド使用。かなりキツイ濁りで流れもキツイのでリーダーは0.8号を1.5m、ティペットは0.6号2mとした太仕掛け。フライは10番のピーコックパラシュートをセットした。

まず最初は、上村川の程野地区から入渓。道路側のボサの下にフライを落とすといきなりアマゴがライズ。これはすっぽ抜けしてフッキングできず。こんな状況でもアマゴは水面を見ているんだなと思わずニンマリ。時間をおいて同じ所にキャストすると今度はフッキング。元気よく上がったのは18cmの小型アマゴ。もう少し大きくなってとやさしくリリース。今度は少し上流の流れが緩くなった護岸にキャストすると再びアマゴが口を開けてフライに襲い掛かる。今度は16cmくらいの更に小型がヒット。アマゴの魚影は濃いようだがだんだん小型化するのが気になる。時刻は7時半。川の色がますます白くなり、水位が上がってきたので一旦川からあがり、更に上流を目指す。すると大きな堰堤が見えてくる。しばらく川の様子を見ていると白く濁った中でキラリと光る魚影が見えた。推定30cm くらいと思われる。これは「遠山アマゴ」か?と真剣に狙う事にした。しかし、ドライフライをキャストするとあっという間に流される。しかたなくここでニンフに変更。黒のオリジナルニンフ#10をアウトリガースタイルでキャスト。流れのヨレにうまく入り、そのまましばらく狙うが流れが強すぎてお手上げ。この場所はあきらめることにした。やはり「遠山アマゴ」は幻か?

遠山川本流釣行記 :イメージ2

更に上流を目指すと他の釣り人が入っていた。こんな日によく釣りをするなぁと関心している自分はここで何をしているのか?呆れている暇はないので地図を片手に車を走らせる。川沿いに車を止めては様子を観察し、上村役場付近に一つの橋を見つけた。ここも白濁りがキツイがチョットした淵があり、流れが緩くなっていたので狙うことにした。タックルはそのままで、フライを#10のエルクヘアカディスに変更。再びドライフライで狙うことに。この日はどうしてもドライフライで釣りたいという思いが強く、どうせ釣れないのなら少しでも気分がいい釣りをしたいという思いからだ。その思いに答えてくれるように魚は反応してくれる。3回キャストした後に水底からイワナがフライに出た。しかし、勢い余ってフライを弾かれてしまった。かなり活性は高い。しばらく、ここで粘ったがどうしてもフッキングできなかった。残念。しかし、この状況でこの魚の活性は異常である。これで白濁りがなく、水位が平水であったら、どれだけ魚が出たことか?本当に天気が恨めしい。

今度は、北俣沢という支流に入った。ここは、国道152号線から外れること車で約30分。かなり細い登山道を走ると所々で目に映る「落石注意」、「地すべり危険」の文字。自分はとんでもない所に来てしまったなと思いつつもここまで走れば水も澄んでいるだろうと期待を込めて車を走らせる。しかし、この世に神は存在しないのか、あれだけ苦労してここまで来たのに4WDの車が2台すでに止まっていた。しかも、川は白濁りのまま。最悪の状況である。しかし、ここまで来てロッドを振らずに帰るわけにはいかない。竿抜けポイントに的を絞って釣り上がることにした。先行者がいるにもかかわらず魚は小型ながらフライにでた。しかし、自分のフライは#8のエルクヘアカディス。そう易々と小型はフッキングしない。空振りのまま暫くして先行者に追いついてしまった。先行者は左手にある小さな沢に入ったので自分はこのまま釣り上がることに。しかし、事態は急変した。自分の30m先で突然地すべりが発生。右の斜面が崩れて目の前が岩だらけになってしまった。これは危険と判断して、この場はロッドオフとして急いで車に戻った。(すでに状況はかなり危険であったが、遠征して大型が釣れない焦りから危険に対する状況判断がかなり麻痺していた)

遠山川本流釣行記 :イメージ3

どうしても諦めきれず、遠山川本流の最下流部を見てみると、比較的水が澄んでいたのでロッドを出すことにした。タックルは先ほどのままで、とにかく少しでも流れが緩くなったところを狙う。すると、流れと流れがぶつかってできた還流帯から25cmくらいのアマゴが飛び出した。幅広の超美形アマゴである。#2 ロッドが満月のように曲がり、本流をズンズン下る。これは「遠山アマゴ」に近い。何としてもネットに収めなければと必死にロッドを立てていると、上流から大きな流木が「ドンブラコ、ドンブラコ」と流れてきた。それはまるでスローモーションで見ているようだ。次の瞬間、自分のティペットにその流木の枝が引っかかりまさかのジ・エンド。今日は何とツイてない日か?いや、命が助かっているだけでもツイていると言うべきか?暫く呆然としてしまった。その後、何とか 20cmのアマゴをヒットさせようやく帰る気になった。

遠山川は雨が降るとすぐに白濁りする川でそんな時に逃げる所が上村川である。しかし、その上村川が白く濁りだしたら状況はかなり危険である。自分のようにあきらめが悪いといつか大惨事に遭うことは間違いない。入渓する際は必ず2人以上で入ってもらいたい。人間あきらめが肝心と昔の人はよく言ったものである。

-DATA-

場所:
長野県下伊那郡南信濃村遠山川
交通:
名古屋からは国道151号⇒153号⇒平谷村⇒売木村⇒天竜郷⇒152号線⇒遠山川。
駐車場:
152号線の側道にあり。
トイレ:
なし。

・遊漁時期は9月30日までです。それ以後は禁漁になります。

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