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亀崎港釣行記

Sep.30, 2000 秋の風物詩

最近、週末になると雨が降るというサラリーマン泣かせの日々が続いているが、この日もご多分に漏れずやはり雨だった。前日から子供にハゼ釣りに連れていってとせがまれ、必ず釣れる場所を仕事もせずに考えた。そこで、約1ヶ月前に爆釣した半田の亀崎港に行く計画を立てた。この日の天気予報は曇りのち雨。朝7 時20分が満潮とあって、この満潮から2時間くらいがジアイだろうと早朝の雨が降る前に出かけることにした。ところが、目が覚めてみると時間は7時。朝食やら釣りの準備やらで結局家を出たのが8時30分。いくらハゼ釣りといえどもジアイを外すと坊主もありうる。内心焦りながらしかし、安全運転で現地に急行する。事故っては元も子もない。

結局エサ屋に到着する前にパラパラと小雨が降ってきた。このまま、釣りに行くべきか引き返すか非常に迷ったが子供にどうするか聞くとハゼが釣りたいと言う。こんな天気なのに釣りがしたいという子供の気が知れないと思っていたが、妻はいつも深夜、どんな天気だろうと一人で釣りに行く私の気の方がもっと知れないと嘆いていた。結局、エサを購入。本降りになる前になんとか1匹でもハゼを釣らせてさっさと帰ろうとエサ屋で聞いたマル秘ポイントに急いだ。ところが、このポイントは大人だけの釣行なら確かに釣れそうなポイントだが、足場が悪く、滑ると深みにはまってしまいそうな危険な場所だったので、Uターンしていつもの安全なアイシン精機横の公園前釣り場へ向かった。子供や家族を連れての釣行は、釣果よりもまず安全確保が大事。特に子供は勝手に動き回るのが仕事。親がいくら注意しても遊びに夢中になったら言うことはまず聞かない。この場所なら例え釣れなくても草原でバッタも取れるし、トイレもある。家族釣行にはここしかないというところだ。

亀崎港釣行記:イメージ1

早速、準備にかかる。今日の狙いはハゼ。6.3mの渓流竿に道糸は1号。ハリスは0.4号にハゼバリ6号という仕掛け。エサは石ゴカイ。ハリが隠れる程度にエサを小さく付けるのがコツ。浮き下は約60cmで振り込む。すると、いつもならすぐにアタリがあるはずなのに、浮きは静かに流れていく。2回、3回と振り込むが変化なし。やはり、あの東海集中豪雨の影響が今なお出ているのかと不安がよぎる。雨はまだ小康状態を保っているので、なんとかここで釣れてほしい。しかし、私の願いとは裏腹に全くアタリなし。しかも、子供も竿を握りたいと騒ぎ出した。そこで、ウルトラライトのルアーロッドに2号のタル型オモリ、 2本のハゼバリを付けたブッコミ仕掛けを用意し、投げ入れて子供に持たせることにした。こうしておけばしばらく大人しくしていてくれて、自分は釣りに集中できるだろう。ところが、この日のファーストヒットは子供だった。何気なくリールを巻いたその先にしっかりとハリを飲み込んだハゼが顔を出し、子供は大喜び。

亀崎港釣行記:イメージ2

釣れて一安心だが、私は複雑な気持ち。せめて私が釣れるまで続けようと、必死でロッドを振り込むが、何故か釣れるのは子供ばかり。しかも今度はダブル。仕掛けを投げ込むとすぐにロッドの先端がゴンゴンと動きハゼが乗ったのがわかる。浮きを付けて合わせる釣りが馬鹿らしくなってきた。そこで、自分の竿は仕舞い、子供の釣りを見てみることにした。すると、投げ入れた直後、ロッドの先端を軽くしゃくってから糸を弛ませるというサソイをしているではないか?しかも、その直後にアタリが出てハゼが釣れた。まあ、これは考えすぎで親ばかな考えだが、家族釣行で子供が釣れて喜んでいるのが一番。結局この日は、子供が8 匹釣ったところで、急に激しく雨が降ってきたので納竿とした。ここは、足場もよく釣り場も広大でトイレもあるので安心して釣行できるお薦めのポイントである。みなさんも家族連れで秋の風物詩ハゼ釣りを楽しんでみてはどうでしょうか?

-DATA-

場所:
愛知県半田市潮干町(亀崎港前の埋立地)
アクセス:
阿久比ICを降りて東進、衣浦大橋手前の信号を右折。1.5km先左折したところ。
駐車場:
近辺にあり。
トイレ:
あり。

・エサは事前に購入していくこと。石ゴカイ1杯500円で十分。

有終の美「大田切川釣行記」

Sep.22, 2000 豪雨の爪跡

今年の渓流シーズン最後を飾る川はどこかと考え、今年ようやくキャッチ&リリース区間が設定された大田切川に9月22日に行ってみることにした。去年まではよく行っていたが今年は初めての釣行である。キャッチ&リリース区間設定でどれだけ魚が残っているのか楽しみであった。当日は朝一番で入渓。最初は有名なこまくさ橋のすぐ下からだ。今日のタックルはロッドCFFライトスタッフ#2に2番ライン指定。リーダーは5Xを1ヒロ+6Xを1ヒロ、ティペットは 7Xをさらに1ヒロのロングリーダーシステム。フライは必殺のピーコックパラシュート#12。今日の狙いは大イワナだ。期待を込めたファーストキャストが流れ込みの肩の部分に決まる。

しかし、何の反応もなし。そこで、流れ込みのすぐ脇、落ち込みの肩、浅い流芯を重点に攻めるが反応なし。水温は12℃。秋のドライフライには丁度いい水温。先行者が数人いるが、それだけが原因ではない。魚は見えるがかなりスレて神経質になっているようだ。ちょっと深めの流芯の脇に何度かフライを打ち返していると、一瞬フライが消えた。すかさず合わせると結構いい引きがロッドに伝わる。イワナである。グングン流芯に乗って下流へ走る。岸際に寄せると尺はありそう。背中のネットを掴もうとしたところ、残念ながらハリはずれ。フッキングが甘かったようだ。ところが、これが悪夢の始まりであった。それから、竿抜けポイントを重点にフライを流すと大型イワナが次々に飛び出し、5連続ヒットが続くのだが、水中の流木に引っ掛かったり、浮き石を踏んで転んだりと全部バラス結果となる。全て25cm以上の良型だけにストレスは最高潮に達していた。

有終の美「大田切川釣行記」:イメージ1

アタリは小さく、しっかり見ていないと気がつかないようなものばかりであった。このままではボウズになってしまう。ここで、フライをナチュラルカラーのエルクヘアカディス#10に変更。一発大物狙いで石に囲まれた深めのピンポイントを狙った。すると、すぐに結果が出た。ゆっくり水底から魚が浮上。大口をあけてパクリ。今度は確実にフッキング。元気良く上がったのは17cmのアマゴ。小型ながら今日の初物である。もうそろそろ放水口が見えそうな場所まで来るとアマゴが連続ヒット。小型ばかりだが結構楽しい。ポイントは本当に小さな所。キツイ流れがぶつかって1つになっているなっているすぐ脇のわずかな鏡のような部分。ここに2秒ほどフライを留めることができれば必ずヒットするようだ。しかし、フライを大きくしたら魚が小さくなったのは皮肉であった。

有終の美「大田切川釣行記」:イメージ2

結局放水口の所まできた時点での釣果はアマゴ5匹。イワナの大型バラシ5匹。放水口から上流は川幅が狭く流れがキツイ。しかし、私はこういう渓相が大好きでここからが本番と気を入れなおす。すると、先行者がいないのかここぞというポイントでアタリが出るようになった。中深の瀬のど真ん中にフライを落とすとゆっくりイワナが浮上。パクリとフライを咥える。すかさず合わせるとまあまあのイワナしかし、すぐにハリハズレ。どうやらロングリーダーが災いして合わせが弱くなっているようだ。そこで、ロッド2本分に短くし再度同じところを流すとまたまたヒット。今度はしっかりフッキングして上がったのは20cmのイワナである。

有終の美「大田切川釣行記」:イメージ3

魚影はかなり濃い。それからというものは絶好調。次々にイワナがヒット。最上流部の土砂崩れが発生していた付近まで来た時点での釣果はイワナが14匹。アマゴが8匹。バラシがイワナ、アマゴ合わせて8匹。残念ながら大型を全てバラスという情けない結果だが数だけは今年一番の釣果でなんとか有終の美を飾ることができた。まだ、キャッチ&リリース区間は設定されたばかりなので、この調子なら来年も更に楽しみな釣り場になることは間違いないであろう。

有終の美「大田切川釣行記」:イメージ4

最後に、この1ヶ月、豪雨が非常に多く、国道のあちらこちらで崖崩れ、陥没などの被害が見られた。私の住む東海市も1時間に114mmという記録的豪雨で何台も車が水没した。これは、都市部だけでなく、近県の山間部もかなりの被害が出ていた。この大田切川も例外ではなく、上流部に行けばいくほど、その恐ろしさが感じられる。この写真は、その土砂崩れ現場の前まで釣りあがった時の写真で、山の頂上から一気に崩れてきたことがよくわかる。ここだけでなく、最近、釣行した渓流の全てに言えることで、針葉樹に囲まれた谷川などの渓流に釣行した際は、雨が降ってきたら早めにやめることをすすめます。山に保水力がないため、すぐに、鉄砲水や土砂崩れが発生します。命がけの釣りではなく、のんびり楽しい釣行を心がけましょう。私も次から実行します。

-DATA-

場所:
長野県駒ヶ根市
交通:
中央道駒ヶ根インターチェンジ下車後、右折してすぐ。
駐車場:
有り。
トイレ:
有り。
・早朝は近辺のコンビニなどで入漁券を購入してから入渓してください。 ・中央道から上流中電放水口まではキャッチ&リリース区間に指定されています。釣った魚はリリースしてください。 ・9月30日以降は禁漁となります。来年の3月まで待ちましょう。

管理池「戸神の池」

Sep.9, 2000 大物に出会える場所!

最近必ず週末は雨。なかなかいい天気で釣りができない。しかし、雨でも釣り場に行かなければ具合が悪くなる私は、とりあえず近場の段戸川を目指して朝4: 30に自宅を出発。雨が止んでいるのでこれなら大丈夫だなと思ったのも束の間、川を見てガックリ。カフェオレ色である。そこで、少しでも透明感のある上流をめざして車を走らせる。段戸湖の下流200mくらいのところは濁ってはいるもの何とか釣りができる状態なので入渓する。時刻は6:00。ロッドはCFFライトスタッフ#2に#2ライン。リーダ-0.8号、ティペット0.6号、全長18フィートのロング太仕掛け。フライはオリジナルピーコックパラシュート #10。ポイントは岸際の流れが緩い石の影。ピンポイントキャストが決まり、フライがゆっくり流れると同時にライズ。17cmの小型イワナである。幸先よく釣れたのでさらに上流をめざし、同じようなポイントで2匹目がヒット。これは16cmのイワナ。さあ、これからという時に上流側に釣り人発見。下流に移動するも人だらけ。時間はまだ7時。このままでは帰れないので思案した結果、私のホームグランドでここからすぐ近くにある今年できたばかりの「戸神の池」に行ってみる事にした。

ここは、9月1日に再オープンしたばかりで、池のそうじ、取水工事、ポイント作成などオーナーが釣り人のためになるような事を次々に実行してくれる環境のいい管理池である。そのためにリピーターも多い。しかも、この暑い時期でも2桁釣果が期待できるのが魅力である。池は写真の通りひょうたん型で足場もよく、景色もバツグン。酸素用の水車があり池全体に時計まわりの流れがある。水中には今回の工事で導水パイプが5本入り、池の全体にまんべんなく魚がいる。地形状、フライはロングキャストができる場所が限られてしまうが、そこは腕のみせどころだろう。現地に7時半頃到着し、オーナーに話を伺うと前日は二人のカップルが合計70匹もヒットさせ、その内女性が20匹以上ヒットさせたと言っていた。この時期にこの釣果は凄すぎる。そこで、早速準備にかかった。

管理池「戸神の池」:イメージ1

当日のタックルはシマノフリーストーンXT#5に#5ライン。リーダー、ティペットは0.6号通しで1ヒロというアウトリガースタイルで開始。これはラインの動きでアタリを取る方法である。ポイントは水車が回って出来ている強い流れの中心。大型のレインボウがジャンプしながら何かを食べている様子なので、フライは#10黒のオリジナルストリーマーをセットして第1投。上流にキャストし、流れにドラッグフリーで自然に流していくとラインが一気に走り、ロッドにまでゴンという振動が伝わる。ヒットである。心地よい感触であがってきたのは43cmのレインボウであった。

管理池「戸神の池」:イメージ2

第一投目からグッドサイズがヒットし、その後も順調にヒットが続く。サイズ平均は30cm。再オープンしてからは幻のイトウも放流され、60cmクラスがいるという。確かに目の前を悠々と泳ぐ姿が目撃できた。しかし、私のフライは全く無視。手ごわい。時間にして8時半頃、猛烈な勢いでラインが水底に突き刺さり、ロッドがしなる。大物であることは確かだが、姿を見る前にラインブレイク。残念。もしかしたらイトウか?気をとり直し、ラインを0.8号に太くするとアタリはパッタリと無くなった。かなりスレたようだ。気温も上がり汗ばむ陽気となったため、リーダーを0.6号、ティペットを0.4号にしてキャストするといきなり入れ食いモードに突入。1投1匹ペースでアタリが出るようになった。やはりラインを見破っていたようだ。この時のフライはMSCスペシャル #11のオリーブ。連続10匹ヒットしたところで水底にグイグイ引っ張る独特の引きがロッドに伝わる。これはレインボウではない。ティペットが細いので慎重に寄せると久しぶりのブラウントラウト32cmであった。しかし、フライが喉の奥に飲まれており瀕死状態。これはキープすることにした。

その後、2匹くらい釣るとアタリが止まるようになり、フライローテーションが激しくなってきた。魚も賢く、スレるのが早い。ここで必殺のオリジナルビーズヘッドWETフライを試すことに。するとこれが大当たり。またしても入れ食いである。ただし、型が小さい。フライを#8にサイズアップすると空振りが増えたが小物は掛からなくなった。時間は丁度9時。この頃から大物のアタリが出だした。ゆっくりとした感じで一見するとアタリか流れか判らない。しかし、ヒットするとロッドがバット部分から曲がりあっという間にティペットを切っていく。アウトリガースタイルの釣りは合わせがどうしても強くなってしまう。この釣りの場合、本来0.8号以上を使用するのだが、今日は魚のスレが激しいため、太くできない。ガマンの釣りが続いた。

管理池「戸神の池」:イメージ3

アウトリガースタイルを諦め、インジケーターを使用した釣りに変更。流れの脇にキャストし、ドラッグフリーで流すとインジケーターが流れに逆らって走る。すかさず合わせると33cmのホウライマス。ヒレピンでエメラルドグリーンに輝いていた。やさしくリリースし再度流れの脇にキャスト。時間は12時くらい。そろそろ帰ろうかと思っていた矢先にインジケーターが沈んだように見えた。軽くロッドを立ててみると強烈な引きが伝わる。水底に力強くグングンと首を振りながら引っ張る。大物である。しかしティペットが細く無理ができない。引いては緩めのシーソーゲームが5分以上続いただろうか?ようやく姿を現したのは体高のあるオスのブラウントラウト。私の持っているネットでは入らないサイズなので、慎重になだらかな岸際に寄せてハンドランディング。47cmの丸々太ったヒレピンであった。

結局朝8時頃から開始して12時頃までで、ブラウントラウト47cmを筆頭に2匹、レインボウ、ホウライマスが合計30匹、ラインブレイク多数で時間は短かったが大満足の結果であった。皆さんも一度訪れてみては如何でしょうか?必ず満足できると思います。

-DATA-

場所:
愛知県北設楽郡設楽町名倉 電話:05366-5-0077
アクセス:
名古屋からは国道153号線⇒国道257号線を茶臼山方面へ真直ぐ走っていくと看板あり。
駐車場:
有り。
トイレ:
簡易トイレ有り。

・売店はなし。予め、コンビニエンスストア等で購入して行ってください。。
・バーブレスフック、サングラス、帽子などを使用してください。
・ここのご主人はいい人で、マナーを大事にする人です。みなさんもマナー良く楽しい釣りをしてください。
・キープは8匹まで。ただし、35cm以上はリリース。
・一般男性1日4000円、午後券3000円、会員は1日3000円、午後券2000円。
・一般女性・中学生以下は1日3000円、午後券2000円。会員は1日2500円、午後券1500円です。※入会するには年会費3000円が必要ですが、入会したその日から会員価格です。1年有効。

秘境!?椿山ダム

Sep. 6, 2000 濁りが消えれば、チャンス到来!

秘境!?椿山ダム:イメージ1

残暑が少し緩み始めた気配に、ムクムクと“釣りたい病”が疼き出す。しかしながら、めぼしいフィールドは減水がひどく、どこへ行ってイイものやら…。同行者の衣斐君と相談のうえ、「和歌山なら、水不足も大丈夫だろう…」との見解から、以前においしい思いをした『椿山ダム』へ向かう事に。直前情報も無いままながら、前回の思いこみのみで想像を膨らませ、夜中の阪和自動車道をひた走る。大阪市内からだと、約2時間半。山上のリザーバーであるにもかかわらず、舗装の効いた道中は楽だ。現地の初湯川サイトに到着したのが、午前3時過ぎ。朝マズメまでの僅かな時間、しばし車中で仮眠を取る事にした。

秘境!?椿山ダム:イメージ2

寝覚めたのは、午前5時。早速、準備に取り掛かり、急いでポイントへ。水量は、8月に訪れた時よりも、若干減っている程度だった。が、クリアなはずの水の色が、乳白色に濁っている。多少の不安を感じながらも、高所から水中に目をやると、見える見えるバスの姿が。中に、40cmはありそうなバスを発見。空かさずノーシンカーのワームを、濁り水に落とし込んだ。「スーッ」と、バスが着水点へと泳ぎ出すのが見えたが、反応は無い。しばらくアクションを加えていると、ラインが走り出した。合わせてみると、先ほどのバスよりも一回り小さい、30cm強のサイズ。それでも、ファーストキャストのヒットに、本日爆釣の予感…?その後すぐに、釣友にも25cmほどのバスが釣れるが、どうも前回ほどの活性が感じられない。小移動を繰り返して攻めるも、バイトがあっても乗って来ない展開が続いた。ようやく、衣斐君が2尾目を追加したが、サイズは20cmほど。やはり、濁りの影響があるのか、実績ポイントも散々だ。

秘境!?椿山ダム:イメージ3

仕方なく、大幅移動を決意し、日高川の上流部を目指す。ところが、崩落のため通行止めになっており、泣く泣く中流部へ降りてみる事にした。ここは、前回でも芳しい結果が得られず、期待薄ながらもウェーディングで攻める。一応、実績のあった岩盤エリアでヒット。川バス特有のトルクフルなファイトにてこずって、バラしてしまったのは40cmアップ。続く30cmは、見事ランディングに成功。ここは、これにて打ち止め。“近畿のリザーバーマップ(名光通信社刊)” を見て、初めての猪谷川サイトへ挑む。このポイントは、川筋を下る距離が長く、アプローチに時間がかかるが、それに見合う結果を得られないまま、昼食休憩を取る事にした。

ダムサイトの近くには、『みやまの里』という施設があり、レストランや温泉のある『愛徳荘』でランチタイム。メニューも豊富で、アユの釜飯やアマゴの刺身など、ならではの料理がテンコ盛り。通なアングラーには、オススメの食事処だ。丼を頬張りながら、午後からの作戦会議をするが、果てさて困った。これから攻めるポイントが無い。協議の結果、夕マズメに備えて、生ビールを飲んで昼寝をする事に落ち着く。狙うは、朝一に入ったポイント、初湯川に再度チャレンジだ。残暑がぶり返した感ある中、クーラーをガンガンに効かせてのまどろみは、あっという間に夕方を迎えさせた。

ダムサイトから走り、常盤橋の手前を左に折れてしばらく行くと、路肩に車3台ほどが止めれるスペースがある。ここからポイントまでは、少々険しいジグザグに降りる道があって、アプローチはし易い場所。それだけに、バスへのプレッシャーもありそうなものだが、そこは秘境の椿山ダム。まだまだ、フレッシュな反応をみせてくれる。条件さえ良ければ、トップウォーターでも通用する。今回も、衣斐君のポッパーに35cm級がヒットしたが、敢え無くバラシ。しかし、可能性は充分過ぎるほど感じさせる。

秘境!?椿山ダム:イメージ4

結果的に、日が落ちる間際まで頑張って、2人で6尾を追加するに留まった。サイズは、いずれも30cm前後で、当初の目標であった40cmアップは皆無(バラシのみ)。残念ながら、前回釣行時を上回る成果は得られなかったが、やはり濁りによるダメージが相当あったようだ。しかし、この濁りが回復すれば、きっとイイ釣果が期待できるはず。アングラーが少なく、立入禁止場所が広い事も手伝って、バスの魚影はすこぶる濃い。ランカーへの期待度は薄いものの、前回には47cmの実績もあり、未だ見ぬ大物もひそんでいるだろう。何より、このダムのバスたちは、サイズの割に引きが強く、30cm前後でも充分楽しめる。数釣りの夢が叶う、貴重なフィールド『椿山ダム』に、貴方も一度訪れてみてはいかがかな…?

交通手段はマイカー利用で、阪和自動車道“吉備 IC”金屋方面へ向かい、国道424号線を龍神方面へ。後は一本道で、途中に看板もあり。夜間開いているコンビニがほとんど無いので、インターを降りてすぐ目に入る、ローソンで買い物を済ませておく事。また、フィールドでは最低限ニーブーツを用意した方がイイ。ウェーダーがあれば川筋での立ち込みが出来るので、狙えるポイントが広がってGOOD!トイレは、『みやまの里』のほか、ダムサイトから初湯川へと向かう途中、パーキング&公衆トイレがある。最後に、立入禁止場所での釣りは厳禁。ボートの使用も禁止されているので、くれぐれも注意して欲しい。

-DATA-

場所:
和歌山県日高郡美山村 椿山ダム
交通:
阪和自動車道“吉備IC”金屋方面へ向かい、国道424号線を龍神方面へ。後は一本道で、途中に看板もあり。
トイレ:
『みやまの里』、公衆トイレあり。
買い物:
インターを降りてすぐ目に入る、ローソン。
用意:
最低限ニーブーツ、ウェーダーはあるとポイントが広がってGOOD!
注意:
立入禁止場所での釣りは厳禁。
ボートの使用も禁止。

遠山川本流釣行記

Sep.1, 2000 幻の大魚を求めて、悪戦苦闘の記録。

その昔、この村を流れる川には「遠山アマゴ」と呼ばれる大きな幅広アマゴが釣れると言われていたが、近年は釣り人が増え、その数が激減してしまった。しかし、一部の釣り人はその「遠山アマゴ」に巡り会っているのも事実である。そこで、今回は、その伝説の「遠山アマゴ」を狙って出かけてみた。

遠山川本流釣行記 :イメージ1

9月1日午前3時に自宅を出発。愛知県から現地までは、国道151号線、153号線と北上し、長野県平谷村から売木村を経て、天竜川を渡り、国道 152号線を北上すると遠山川に着く。約3時間半のドライブである。そして天候は大雨。今まで雨が降らず、愛知池も干上がってしまう程の渇水状態だったところに久しぶりの雨が降った絶好のコンディションだろうと思い、ワクワクしながら現地に向かったのだが、これは降りすぎである。川は白く濁り、ある所は濁流となっていた。ここまで来てロッドを出さずに帰る訳にはいかない。しかし、命がけで釣りをするのも得策ではない。そこで、最初は遠山川一番の支流である上村川を狙う事にした。しかし、ここも例外ではなく白く濁り始めていた。これは上流で工事をやっている都合上しょうがないのだが、今のところ何とか釣りができるレベルであった。そこで、急いで仕度を始めた。当日のタックルは、8.4フィートの4ピース#2ロッド使用。かなりキツイ濁りで流れもキツイのでリーダーは0.8号を1.5m、ティペットは0.6号2mとした太仕掛け。フライは10番のピーコックパラシュートをセットした。

まず最初は、上村川の程野地区から入渓。道路側のボサの下にフライを落とすといきなりアマゴがライズ。これはすっぽ抜けしてフッキングできず。こんな状況でもアマゴは水面を見ているんだなと思わずニンマリ。時間をおいて同じ所にキャストすると今度はフッキング。元気よく上がったのは18cmの小型アマゴ。もう少し大きくなってとやさしくリリース。今度は少し上流の流れが緩くなった護岸にキャストすると再びアマゴが口を開けてフライに襲い掛かる。今度は16cmくらいの更に小型がヒット。アマゴの魚影は濃いようだがだんだん小型化するのが気になる。時刻は7時半。川の色がますます白くなり、水位が上がってきたので一旦川からあがり、更に上流を目指す。すると大きな堰堤が見えてくる。しばらく川の様子を見ていると白く濁った中でキラリと光る魚影が見えた。推定30cm くらいと思われる。これは「遠山アマゴ」か?と真剣に狙う事にした。しかし、ドライフライをキャストするとあっという間に流される。しかたなくここでニンフに変更。黒のオリジナルニンフ#10をアウトリガースタイルでキャスト。流れのヨレにうまく入り、そのまましばらく狙うが流れが強すぎてお手上げ。この場所はあきらめることにした。やはり「遠山アマゴ」は幻か?

遠山川本流釣行記 :イメージ2

更に上流を目指すと他の釣り人が入っていた。こんな日によく釣りをするなぁと関心している自分はここで何をしているのか?呆れている暇はないので地図を片手に車を走らせる。川沿いに車を止めては様子を観察し、上村役場付近に一つの橋を見つけた。ここも白濁りがキツイがチョットした淵があり、流れが緩くなっていたので狙うことにした。タックルはそのままで、フライを#10のエルクヘアカディスに変更。再びドライフライで狙うことに。この日はどうしてもドライフライで釣りたいという思いが強く、どうせ釣れないのなら少しでも気分がいい釣りをしたいという思いからだ。その思いに答えてくれるように魚は反応してくれる。3回キャストした後に水底からイワナがフライに出た。しかし、勢い余ってフライを弾かれてしまった。かなり活性は高い。しばらく、ここで粘ったがどうしてもフッキングできなかった。残念。しかし、この状況でこの魚の活性は異常である。これで白濁りがなく、水位が平水であったら、どれだけ魚が出たことか?本当に天気が恨めしい。

今度は、北俣沢という支流に入った。ここは、国道152号線から外れること車で約30分。かなり細い登山道を走ると所々で目に映る「落石注意」、「地すべり危険」の文字。自分はとんでもない所に来てしまったなと思いつつもここまで走れば水も澄んでいるだろうと期待を込めて車を走らせる。しかし、この世に神は存在しないのか、あれだけ苦労してここまで来たのに4WDの車が2台すでに止まっていた。しかも、川は白濁りのまま。最悪の状況である。しかし、ここまで来てロッドを振らずに帰るわけにはいかない。竿抜けポイントに的を絞って釣り上がることにした。先行者がいるにもかかわらず魚は小型ながらフライにでた。しかし、自分のフライは#8のエルクヘアカディス。そう易々と小型はフッキングしない。空振りのまま暫くして先行者に追いついてしまった。先行者は左手にある小さな沢に入ったので自分はこのまま釣り上がることに。しかし、事態は急変した。自分の30m先で突然地すべりが発生。右の斜面が崩れて目の前が岩だらけになってしまった。これは危険と判断して、この場はロッドオフとして急いで車に戻った。(すでに状況はかなり危険であったが、遠征して大型が釣れない焦りから危険に対する状況判断がかなり麻痺していた)

遠山川本流釣行記 :イメージ3

どうしても諦めきれず、遠山川本流の最下流部を見てみると、比較的水が澄んでいたのでロッドを出すことにした。タックルは先ほどのままで、とにかく少しでも流れが緩くなったところを狙う。すると、流れと流れがぶつかってできた還流帯から25cmくらいのアマゴが飛び出した。幅広の超美形アマゴである。#2 ロッドが満月のように曲がり、本流をズンズン下る。これは「遠山アマゴ」に近い。何としてもネットに収めなければと必死にロッドを立てていると、上流から大きな流木が「ドンブラコ、ドンブラコ」と流れてきた。それはまるでスローモーションで見ているようだ。次の瞬間、自分のティペットにその流木の枝が引っかかりまさかのジ・エンド。今日は何とツイてない日か?いや、命が助かっているだけでもツイていると言うべきか?暫く呆然としてしまった。その後、何とか 20cmのアマゴをヒットさせようやく帰る気になった。

遠山川は雨が降るとすぐに白濁りする川でそんな時に逃げる所が上村川である。しかし、その上村川が白く濁りだしたら状況はかなり危険である。自分のようにあきらめが悪いといつか大惨事に遭うことは間違いない。入渓する際は必ず2人以上で入ってもらいたい。人間あきらめが肝心と昔の人はよく言ったものである。

-DATA-

場所:
長野県下伊那郡南信濃村遠山川
交通:
名古屋からは国道151号⇒153号⇒平谷村⇒売木村⇒天竜郷⇒152号線⇒遠山川。
駐車場:
152号線の側道にあり。
トイレ:
なし。

・遊漁時期は9月30日までです。それ以後は禁漁になります。

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