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芳ヶ平キャンプ場

Aug.25, 2001 リンドウの花に囲まれて

芳ヶ平キャンプ場:イメージ1

今年の夏は全くおかしな天気だ。7月は猛暑、40℃などと沖縄の人からさえ同情される始末。それが8月に入った途端に曇りがちの日が続き、せっかくの週末は雨ばかり。さぁ、どこへ行こうかという気になる時がなかった。満を持した最終週、予報では土曜日だけは晴れるとのこと。以前から気になっていたが機会のなかった芳ヶ平のキャンプ場へ出かけた。

芳ヶ平キャンプ場:イメージ2

アプローチは草津町志賀草津道路の白根火山センター。他にも芳ヶ平へは同町天狗山スキー場下からや六合村鋼管休暇村があるが、ここからが一番近い。駐車場は火山センターにある。有料410円。少し遠くなるが白根火山ロープウェイ山頂駅に置けば無料、弓池や蓬ノ峰経由で行ってもそれほど時間はかからない。プラス30分というところだろう。

芳ヶ平キャンプ場:イメージ3

午後3時過ぎ、白根火山センターは白根山湯釜へ行く人たちで賑わっていた。しかし芳ヶ平へ向かう人はもういない。駐車場から緩い登山道を下り出す。しばらく行くと道は広いダートと合流する。芳ヶ平ヒュッテに荷揚(下って行くから荷下げだろうか?)や地震観測の車両が通行する。ここを左に曲がりさらに下って行く。文章で書くとなにやら注意が必要のようだが、まず間違えることはないと思う。小さな沢を渡るといよいよ道は荒涼の世界といったふうである。道は白根山から落ちる木々のひとつも生えぬ斜面を横切ってガスの中に延びていた。ルートをはずさないように柵やポールが設えてあり、何故かそれがいっそう荒涼感を高める。ところどころには「亜硫酸ガス、危険!」の看板も立ち、すぐそこで蒸気が上がり硫黄臭もする。およそ1.5kmほどで急下降となりそこで初めて芳ヶ平が見えてくる。今までとうって変わって深い緑の中にある。池塘も点在し、穏やかで豊かな風景である。所要時間およそ1時間、2.8km。

芳ヶ平キャンプ場:イメージ4

早速芳ヶ平ヒュッテでキャンプの受付を済ます。ノートを見ると一週間前に1グループあっただけで今日のキャンプは私一人だけのこと。日本全国アウトドアーブーム、キャンプブームで場所によっては半年前から予約が必要とか聞く。それに比べるとここは天国のようだ。高台の端の草地のキャンプ場、遠く南に視界が開け振り返るとガスを上げた荒々しい白根山。去年上田正樹さんのコンサートでステージになった辺りにテントを張った。緑の中に紫色のオヤマリンドウがもうすっかり秋の気配を感じさせてくれた。

芳ヶ平キャンプ場:イメージ5

池塘を巡る遊歩道がある。ヒュッテの新藤さんから教えていただいたが、でもあれだけ来ているのに何故それも知らないのかと不思議がられた。そう、私は冬は頻繁に他の季節も沢登りやマウンテンバイクで何度か訪れているが、これだけのんびりできるのは初めてなのだ。ヒュッテから渋峠へ向かう登山道をほんの少し行くと湿原遊歩道がある。暮れかけたそこは誰もいない世界だった。小さな池塘にカルガモの親子が泳いでいた。正面の池ノ塔からの尾根は冬期のゲレンデになるが今は深い樹林に覆われていた。ヤブをかき分けるような木道は周回コースになっていて、早朝や夕方の散歩コースとしてはお勧めである。所要時間およそ20 分。

芳ヶ平キャンプ場:イメージ6

翌日、早朝は晴れていたが次第に雲が集まってきた。特別急ぐわけでもないのでビールを飲みのんびりと楽器を弾いて過ごした。登山者はそれなりにやって来ているが、それはテレビなどで紹介され芳ヶ平も有名になったせいだろう。言葉も全国各地のものが聞こえてくる。

テントを撤収する頃とうとう雨が降り出してきた。霧雨のように細かい雨粒がすべてを濡らした。とても止みそうもない。しかし車まで小一時間、久々にすばらしい景色に出会えたのだから文句など言えようはずがない。ヒュッテでお茶を出され長々と引き留められ、出発したのは午後4時になっていた。車に着く頃は観光客の姿はほとんど無かった。

-DATA-

場所:
群馬県吾妻郡六合村芳ヶ平
交通:
JR長野原草津温泉口駅よりバスで草津温泉へ、さらに乗り換えて白根火山センター下車
駐車場:
白根火山センター 有料410円
トイレ:
白根火山センター、芳ヶ平にあり 芳ヶ平は募金制
芳ヶ平ヒュッテ:
通年営業 一泊7500円(牛乳1L持参で500円割引)
キャンプ場:
一人400円(届け出・芳ヶ平ヒュッテ)
バリエーション:
1.白根火山センター~芳ヶ平~(徒歩1時間半)~渋峠~(バス利用)~白根火山センターの周回コース
2.白根火山センター~芳ヶ平~(徒歩2時間半)~天狗山ゲレンデ~(リフト、ロープウェイorバス)~白根火山センターの周回コース
温泉:
草津町に多数あり
参考:
昭文社 エアリアルマップ 山と高原地図13「志賀高原・草津」

ホッ!とステイまんのう

Aug.20, 2001 大きな国営公園内の高規格キャンプ場

キャンプは天気との関わりがとても大きい。家からでかける日帰りのキャンプの場合、多少天気が悪ければキャンセル、という手もあるが、長期のキャンプの場合それも不可能である。

今回利用した「ホッ!とステイまんのう」に行く途中も、朝からくもり空。時々雨も降り始める。台風が上陸しつつあるらしい。四国をぐるっと周って、高知方面から移動している途中であり、その後大阪経由で志摩に宿泊する予定だったので、キャンセルすると予定がぽっかり空いてしまう。どうしようか迷った結果、1日「さぬきこどもの国」という全天候型の遊び場所で過ごし、夕方になって、キャンプ場へ向かうことにした。

台風が接近中ということだが、空の様子はそれほどでもない感じ。雨もふったり止んだりだが、この日の夜に上陸予定ということなので、オートキャンプサイトからケビンに変更することにした。キャンプ場に連絡すると、さすがにキャンセルが相次いでいたらしく、あっさりと変更もOK。

ホッ!とステイまんのう:イメージ1

キャンプ場の施設で、まず足を踏み入れるのは管理棟。まんのう公園のキャンプ場の管理棟は、とても立派で驚かされた。売店も今までにない広さ。軽食コーナーやちょっとした休憩スペースもあって、これほど広々とした立派な管理棟はなかなかない。キャンプ場自体も広く、さらにキャンプ場を含む「まんのう公園」そのものもかなり遊べそうだった。もっとも、この台風が通り過ぎるまでは何もできない。

ケビンは一番安いもので1万円ちょっと。オートサイトに5000円上乗せすれば手の届く範囲なので、かなりお手軽な部類に入る。テレビがないこと以外は、ホテル並みの装備。ただ、ベッドのマットレスはなく、寝袋をしいて対応した。

ホッ!とステイまんのう:イメージ2 ホッ!とステイまんのう:イメージ3ホッ!とステイまんのう:イメージ4 
ホッ!とステイまんのう:イメージ5

食器類もキャンプ用品が装備されているが、電磁調理器はちょっと扱いづらかった。なべが変形しそうになったので、結局いつものガスコンロを利用。(一応コンロも装備されているが)室内のトイレも立派で、ウォシュレットつき。蛇口からはお湯も出る。一番気に入ったのは、外に大きく張り出したバルコニー。かなりの広さがある上屋根つきなので、多少天気が悪くても外で食事ができる。

ホッ!とステイまんのう:イメージ6

シャワーは100円で10分という、これまた格安の値段だったが、管理棟の風呂へ行くことにした。大人300円で広い風呂が利用できるので、これも助かる。

翌日は台風の真っ只中。台風の進度が遅く、ずっと降り続いている。予定では、淡路島に渡りキャンプするはずだったのだが、天候を考えて結局キャンセルし、ここにもう一泊することにした。快適なケビンにいる間に、台風をやり過ごそうという目論見である。近くを流れる川は、かなりの増水の様子。濁流が岸ぎりぎりの高さまで上がってきている。しかし、夜には小降りになってきた。予報どおりなら、明日こそは遊べるか?

翌朝、見事に天気予報が当たり、雨が止み始める。西の空から雲が飛ぶように(実際飛んでいるのだが)東へと動いていく。そして、その後を追うように、久々の青空が広がっていく。台風でもなければ見られないような。劇的な空の変化である。

天気が良くなったので、ようやく「さぬきまんのう公園」でも遊ぶことができた。四国以外にお住まいの方にはなじみが薄いかもしれないが、「まんのう」は「満濃」と書き、空海が作ったといわれる、巨大なため池の名前である。その満濃池に隣接するように作られた、国営の巨大な自然公園が「さぬきまんのう公園」である。

とにかく広い公園で、すべての場所を遊び尽くすのには、丸1日あっても足りない感じ。自転車をレンタルする手もあったが、今回はすべて歩きで周ってみた。きれいな芝生が広がっているが、あえて起伏を残してある。おわんを伏せたような香川県特有の山並みを思わせて、とても気持ちが良い。竜をイメージした巨大なアスレチックでたっぷり遊んだ後、公園を後にした。

今回は、台風という特殊な状況であったが、ゆったりと充実した施設があり、不自由なく過ごすことができた。管理棟に予約状況を示したパネルがあったのだが、夏休み中はほとんどの日がフルに予約が入っている様子だった。公園全体を含めて、これだけの施設があれば、人気が出るのもうなづける。

<キャンプ場の○と×>

・とにかく、ゆったりと作られた施設が快適。管理棟のお風呂は、特に嬉しい。
・まんのう公園も立派。キャンプ場+公園で、たっぷり遊べます。
・今回はケビンを利用しましたが、テントサイトも十分な広さがありました。
×
・特に思い当たりません。天気が良ければ、もっと良かったけど…。

-DATA-

場所:
香川県仲多度郡満濃町炭所西字竜頭
交通:
高松自動車道坂出ICから25分
徳島自動車道美馬ICから30分
高松市内から国道利用で1時間ほど
料金:
1サイト3,000円 電源500円
施設利用料 大人620円 子供280円
トレーラーハウス 1台10,000円
ケビン 1棟11,500円
電話番号:
0877-79-1717

オートキャンプ場ウエル花夢

Aug.18, 2001 スタッフがあたたかく迎えてくれる、気持ちの良いキャンプ場

四国キャンプ旅行の一つの目玉にしていた「四万十川」。といっても、ラフティングやカヌーの川下りをするのは、幼稚園児連れでは無理そうなので、とにかくきれいな川で遊ぶのがお目当て。「最後の清流」「日本一の美しさ」とイメージはどんどんふくらむ。

実は、四万十川を訪れるのは2度目である。しかし、初めてのときは、ちょうど台風の接近と時期が重なり、黄土色の濁流がごうごうと流れるだけだった。「最後の清流」のはずが、とんでもないことになっていた。

その時もキャンプ場に宿泊していたのだが、もちろん大雨。パラタープの下で雨宿りをしながら、先行きを案じていたら、突然ウーウーとサイレンが鳴り響き始めた。避難勧告が出され、キャンプ場の管理棟に避難する、というおまけまでついてしまった。場所は大正町の「オートキャンプ場 ウエル花夢」。

今回、再び訪れるに当たって、その「思い出の」キャンプ場をもう一度利用することにした。たまたま天候には恵まれなかったが、施設の素晴らしさ、管理人さんたちの暖かさから、ぜひもう一度来てみたい、という場所だったからである。

前泊地の大月から、中村経由で国道439号経由で大正町へ。中村からの国道が途中で通行止め(工事のための時間規制)になったので、細い県道を使って、ウエル花夢へ。四国の国道事情はなかなかきびしい。途中で四万十川が覗けるが、今回はきれいに澄んでいるのが車窓からもわかる。

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ1 オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ2オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ3

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ4

キャンプ場にチェックインすると、まず管理棟でにこやかに迎えられる。この点は2年前と変わらず、とても嬉しく感じる。サイトの場所なども、とてもていねいな説明で気分よくチェックインすることができた。サイトの広さは十分。パラタープとテント以外に、レジャーシートをひいて遊べるほど。サイトごとに流し台があるのも、とても助かる。電源つきのサイトもあるが、利用料が1,000円かかってしまう。

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ5 オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ6

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ7

パブリックスペースの充実度は素晴らしく、とにかく気持ちよく生活することができる。サイトとサイトの間、サイトと炊事棟の間などの空間が十分にとってあり、通路に面した部分には、視線をさえぎるように木立が程よく植えられている。

ランドリーのスペースに流し台が4つほど並んでいるのだが、ちゃんとお湯が出るようになっている。トイレとサニタリー棟が屋根でつながっていて、濡れずに移動できるのも便利だった。

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ8 オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ9

オートキャンプ場ウエル花夢:イメージ10

場内に、芝生の広場とちょっとした遊具がある。また、キャンプ場の林の中に、太い木を輪切りにしたものがころがっていて、自由に遊ぶことができる。最近の高規格キャンプ場には、たいていアスレチックが設置されている。それはそれでありがたいのだが、こうやって子供が自分で遊びを考え出すものも楽しい。たくさんの子供たちが入れ替わり訪れ、夢中で並べたりころがしたりして遊んでいた。

翌日のチェックアウトの時には、何人ものスタッフの人が手をふってくれる。元手もかからず、どんな利用者にも好感を持たれるサービスだと思うが、なかなかこういうキャンプ場にはお目にかかれない。

チェックアウトのあと、四万十川で遊べる場所を探す。キャンプ場下にも河原に降りられる場所があったが、せっかくなので川をさかのぼってみる。途中で沈下橋を見かけたので坂を降りていくと、橋の端に出た。ちょっとびくびくしながら、手すりのない橋を渡っていくと河原に降りられるので、ここでそのまま川遊び。地元の人も遊んでいたが、ガイドブックなどにも載っていない場所。沈下橋も名の知れたものでなければ、あちこちで見かけることができるものだと初めて知った。足を水に入れると、小さな魚が寄ってきて、足をつつかれた。なんとものどかなものである。

<キャンプ場の○と×>

・とにかく充実した施設。広いサイトとパブリックスペース。
・スタッフの方々が、とても親切で暖かい。
・近くには、たくさんの自然。
×
・特に思い当たりません。交通の便が良くないことくらいかな?

-DATA-

場所:
高知県幡多郡大正町江師546
交通:
高知道伊野ICから2時間
<料金:/dt>
1サイト4,000円
電話番号:
08802-7-1211

大月エコロジーキャンプ場

Aug.17, 2001 プライベートビーチのあるキャンプ場

みなさんは「あこがれのキャンプ場」というようなものをお持ちだろうか。

もう 7年程前になるのだが、キャンプ雑誌の小さな記事の中に、この「大月キャンプ場」が紹介されていた。「場内にプライベートビーチがあり、シュノーケルで美しいサンゴ礁を見ることができる」ということだ。プライベートビーチはともかく、そこで「サンゴ礁」が見られるとなると、そうそうあるものではない。しかし、場所は高知県大月町。東京の我が家からは、あまりにも遠い。いつの日か訪れてみたい、とその日以来「あこがれの場所」としてこのキャンプ場の名前を記憶しておいた。

初めて大月キャンプ場を利用したのは、3年前の1999年の夏。あこがれの大月キャンプ場には2泊するよう計画をたて、予約も無事完了。ところが、この年は四国全域を集中豪雨が襲い、2週間ほどの四国滞在中、雨の降らなかった日が一日もない、という不運に見舞われてしまった。意地になって水着に着替え、シュノーケルをしてみたが、海は大荒れ。サンゴどころか水底すら見えない。雨は降るわ波は大きいわで結局遊泳禁止になってしまった。

2 年後の2001年。2度目の四国キャンプ旅行でも、最初にこのキャンプ場をコースに入れてから、計画を立てることにした。大月町は高知県の南西の端に位置している。我が家からの遠さでいったら、今まで利用した場所の中でも1、2を争う。それでも、最初からコースに入れてしまうほどの思い入れのある場所だったのだ。

愛媛方面から南下し、宿毛市内で買い物をしてからキャンプ場に到着。キャンプ場周辺には大きな店はないので、買い忘れには注意が必要だ。キャンプサイトの他にコテージがいくつかあるが、8月のこの時期ということで、ほとんど埋まっている。しかし、数はそれほど多くなく、それも縦長に広がっているので、にぎやかさはあまり感じられない。ただし、サイトが変形なので、場所によっては隣とかなりくっついてしまう。地面がやや傾斜があり、車を置くスペースとの段差があるので、荷物の運搬にはちょっと手間取ってしまった。サイト数の割に炊事場が多いのも、意外に便利。トイレもきれいだし、管理棟にはコインシャワーもあり、施設面でもまったく不自由なく利用できる。

大月エコロジーキャンプ場:イメージ1 大月エコロジーキャンプ場:イメージ2

大月エコロジーキャンプ場:イメージ3 大月エコロジーキャンプ場:イメージ4

レンタル用品が充実して安いのもポイント。今回はここで扇風機をレンタルした。電源は無料で利用できるので、暑い夏も快適に過ごすことが出来た。氷の販売機があるのも助かる。山盛りの氷をシャトルシェフで保管しておくと、普段は今ひとつのアイスコーヒーがおいしく飲める。

大月エコロジーキャンプ場:イメージ5

さて、肝心の海。今年は「猛暑」という名にふさわしい暑さが続き、雨も降らない状態が続いていた。今年こそはという思いが強かったのだが…….。チェックインの後、指定されたサイトに行ってみると、聞こえるのは「波」の音。海はサイトから100mほど下った場所にあり、まったく見ることはできないし、様子もわかるはずがないのだが、普段は聞こえようもない波の音が聞こえる。それだけ海が荒れているのだ。大波の原因は台風11号。雨は降らないものの、海は大荒れとなってしまったのだ。

大月エコロジーキャンプ場:イメージ6

こんなわけで、残念ながら今回も我が家はこのキャンプ場の海では遊ぶことができなかった。しかし、2,000キロも離れた東京から、わざわざ訪れるだけの価値のある場所なのは確かである。シャワー完備のシューノーケルセンターなど、施設もしっかりしている。前述のように、キャンプ場の一番奥に海があるので、キャンプ場利用者しか来ない、まさにプライベートビーチ。しかも珊瑚が見られる素晴らしい自然環境。あとは、天候だけ…。

<キャンプ場の○と×>

・何といっても珊瑚礁のプライベートビーチ。
・きれいで整った施設。(氷の販売機は夏には嬉しい!)
・レンタル用品が充実。
×
・サイトの形が変形なので、設営に苦労する場合あり。

-DATA-

場所:
高知県幡多郡大月町
交通:
高知道伊野ICから3時間強
愛媛方面からは松山自動車道伊予ICから3時間強
料金:
1サイト3,000円
電話番号:
0880-74-0303

南レクオートキャンプ場

Aug.15-16, 2001

「南レク(なんれく)」とは一体、何? 四国在住者以外の人たち(もしかしたら、四国在住の人にも?)にとっては、耳慣れない場所ではないかと思う。私も、いろいろなガイドブックを参考に予備知識を集めてみたのだが、どうもピンと来ない。ようするに、愛媛県南部に点在する様々なレジャー施設をまとめて、そう呼んでいるらしい。手元のパンフレットによると、10箇所以上もの公園、プール、日本庭園、ホテルなどがあり、その「南伊予レクリエーション都市」、通称「南レク」の施設の一つとして、宇和島の南側、愛媛県津島町にあるのが「南レクオートキャンプ場」である。

南レクオートキャンプ場:イメージ1

キャンプ場に到着したとたん、激しいにわか雨。テントの設営を始める前だったので助かったが、か
なり大降りだったので、先にシャワーと洗濯を済ませてしまう。それが終わった頃に、雨も上がった。この日は割と早く到着できたので、のんびりと設営に取り掛かり、その後はフリスビーで遊ぶ。場内の外周に沿って区画サイトがならび、その中央部は芝生のフリーサイトとなっている。お盆の時期なので区画サイトは満員に近いが、フリーサイトはほとんど空いていたので、芝生広場のように利用できて非常に気持ちが良い。区画サイト正面にこのフリーサイトがあるためのんびりできるのは良いが、隣のサイトは少々近い感じがしないでもない。
    
サイトは気持ちの良い芝生サイト。電源を無料で使えるので大助かりである。これで3,500円とは、かなりリーズナブルな値段であると言えよう。地図の上では海に面しているのだが、植栽が
あったりと直接海をながめることは難しい。管理棟・トイレ・炊事場が場内の端に固まってあるため、食事の準備の際には少々不便を感じることもある。シャワーはトイレと同じ建物内に。バーベキューコーナーには、炭バサミなどの用具類もきちんと揃っていて、使い勝手は良さそうである。

南レクオートキャンプ場:イメージ2 南レクオートキャンプ場:イメージ3

南レクオートキャンプ場:イメージ4

非常に助かったのは、ガス式の乾燥機。ずっと旅をしながらキャンプ場を利用しているため、洗濯機と乾燥機は必需品だったのだが、どのキャンプ場も「電気式」の乾燥機。1時間以上回しつづけても、なかなかしゃっきりとは乾かないのが常だった。「ガス式」乾燥機を設置しているキャンプ場に出会ったのは初めてだが、普段の半分以下の時間できれいに乾いてしまい、そのパワーに驚かされた。

南レクオートキャンプ場:イメージ5

あまり目立たないながら、アスレチックもある。遊んでいる子供は少ないが、高台にあるこのアスレチックに上がると西側の海が見渡せる。海に木の枠らしきものが浮かんでいるのは、真珠養殖ののためらしい。キャンプ場のある津島町は、真珠養殖では日本有数の産地なのである。海に近いため、他のキャンプ場では見られない生き物を見ることができる。ごつごつした大きなカニは、キャンプ場を横切って必死に海へ向かっている。子供たちは大嫌いなフナムシを発見して大騒ぎ。雨が上がった後にはきれいな夕焼けが広がり、夜には流れ星も見ることができた。

南レクオートキャンプ場:イメージ6
翌日は南レクの他の施設も利用してみることにした。すぐそばに津島プレーランドという施設があるが、ゴーカートくらいしか遊べるようなものはなく、それですら中学生以上でなければ乗ることができないらしく、ここには寄らずに立ち去った。ファミリーパークや南楽園など周辺施設はたくさんあるのだが、どことなく閑散としており、南レクキャンプ場が一番賑やかであるように見えた。

<キャンプ場の○と×>

・フリーサイトが中央に広がり、正面は広々してます。お盆の15日には混み合いましたが、その翌日はとても空いており、のびのびできました。 ・ガス式の乾燥機は、非常に便利。 ・ファミリーパークや南楽園など、それなりに遊べる場所が近い。
×
・余裕があるのに、なぜか隣のサイトがすぐ近い。

-DATA-

場所:
愛媛県北宇和郡津島町近家甲1604
料金:
1サイト3,500円  電源使用料込み
施設:
炊事場・アスレチック・ランドリー・ガス式乾燥機・バーベキューコーナー
電話番号:
0895-32-6211

あけはまオートキャンプ場

Aug.14, 2001

あけはまオートキャンプ場:イメージ1

[愛媛県明浜町。メインルートは国道378号。細い山道でカーブを何度もハンドルを切り、ようやく到着できる。関東に住む私にとって、キャンプ場がなければ訪れることなどなかったであろう町である。

あけはまオートキャンプ場:イメージ2

古い地図で見ると、大早津海水浴場、とだけ記載されている。この海水浴場に隣接してオートキャンプ場、民族資料館、町営民宿などがまとまって作られているのだ。私が利用したときは、温泉も建造中で、すべてが完成すればとても魅力的な場所になる。費用もばかにならないし、運営にも苦労は絶えないことが想像されるが、町おこしとしての大きな試みとして、ぜひ軌道にのってもらいたい。それほど、素晴らしい環境のキャンプ場だったのだ。

松山方面から宇和町まで国道56号で移動。そこからが、かなりの山道が続く。繰り返すが、アクセスは決してよくない。しかし、運転中からわかるほど、このあたりの海は美しい。はるかがけの上からでも海の底が見えるほどなので、カーブを曲がるたびに海が近づいてくる感じがして、心誘われる思いだった。

あけはまオートキャンプ場:イメージ3

チェックインして設営を始める。パラタープは全開にして設営。不思議なほど虫がいないので、夜もそのままですんでしまった。海から程よい風が吹いてくるので、とても気持ちが良い。場内にアスレチックなどもあるので、子供たちだけで先に遊びに行ってしまった。

あけはまオートキャンプ場:イメージ4

後から行ってみると、人工芝の滑り台がある。スキーのジャンプ台のような場所に人工芝が貼ってあり、そこを雪遊びに使うようなプラスチック製のそりで滑って遊ぶ。そりは管理棟で1時間1つ200円で借りて来るシステムになっていた。有料なのは困るが、海に向かって滑っていくのでとても気持ちよい。あまり大きなものではないのだが、けっこうスピードも出るし、ジャンプ台を飛び出しそうになることもあっておもしろい。

あけはまオートキャンプ場:イメージ5

キャンプ場はまだ新しく、隣接した温泉を工事している。海水浴場やアスレチックもすぐそばにあり、アクセスが楽になれば、また来てみたい。斜面に位置しているので、サイトは土を盛って水平になるように工夫している。やや高くなっているので水はけも良さそう。また、道路側のサイトなので見晴らしも良くなる。

あけはまオートキャンプ場:イメージ6

今回の四国キャンプ旅行では、たまたま景色の良いキャンプ場を利用することが多かったのだが、このキャンプ場はその中でも最高ランク。きれいな海が真正面に広がっている。そして、夜には今まで見たこともないような、きれいな星空が広がった。

あけはまオートキャンプ場:イメージ7

南側の海の上にさそり座といて座がならび、そこから文句のいいようのない天の川が立ち上がっている。余計な明かりもなく真っ暗な空なので、素晴らしいコントラスト。小学校4年生の長女と一緒にサイトにシートを広げ、横になって空を見上げていた。いつもは見逃してしまう流れ星もたっぷり見られて、すっかり星が好きになっ
た。

翌朝は、さっさとかたづけをして海へ。キャンプ場前の海は、水そのものはきれいなのだが、残念ながら入ってみるとごみが多かったり、くらげがただよっていたりして、ちょっと残念。魚もそれなりに見えたりしたが、午前中で切り上げる。シャワーは1回100円で、一部屋借りるシステム。時間制限もないので助かった。

<キャンプ場の○と×>

・とにかく素晴らしい海と星空。
・アスレチックと芝滑りも楽しい!
・温泉も工事中。これができれば鬼に金棒
×
・アクセスがちょっと大変。細い国道はカーブが続きます。(でもそれだけの価値はありますよ!)

-DATA-

場所:
愛媛県東宇和郡明浜町大字高山甲461番地1
アクセス:
松山方面から国道56号経由1時間30分ほど
料金:
4,000円
施設:
サイトごとに炊事場・水洗トイレ・アスレチック・芝滑り・野外ステージ・温泉施設を工事中
電話番号:
0894-69-8022

松山市野外活動センター

Aug.13, 2001

四国でのキャンプ旅行の第1泊目。今回はしまなみ海道を利用して四国入りしたので、最初の宿泊地として、愛媛県松山市の松山野外活動センターを利用することにした。公営のキャンプ場なので、事前にかなりおおげさな利用申請書を松山市長あてに提出する必要がある。(うっかり郵送するのを忘れてしまったので、結局チェックインの時に記入した。まあ、形式的なものである。)

しまなみ海道は明石海峡大橋や瀬戸大橋と違って、短い橋が島々をつないでいく。尾道から対面の向島を眺めると、本当にすぐそこ、という感じである。その他の島も、天気が良ければ手の届きそうな距離に見える。生口島内では高速道路が未接続なので、どの観光客もいったんは降りる。この島では「シトラスパーク」へ寄った。島の斜面を利用した公園で、世界中の柑橘類が植えられているが、温室内に植えてあるので暑さでとても見学できない。

今治に渡り、海沿いの国道を使ってキャンプ場へ。松山市内とはいえ、かなり高い山の上にある。到着するといきなり夕立になってしまった。しかし、おかげで一気に気温が下がり、とても過ごしやすくなった。地元密着型のキャンプ場らしく、松山ナンバーがほとんど。

指定されたサイトは一番奥だが、トイレとシャワーがすぐとなりなので助かる。サイトは山の斜面の雛壇上にあるので、目の前はがけ。その分、とてもながめが良い。施設的にも十分で、トイレやシャワーなども、きれいに維持されれていた。トイレの隣に洗濯機が設置されているのだが、一緒に洗剤の箱があって自由に使えるのが嬉しい。炊事場には、洗剤やスポンジがきちんと置かれていて、看視者側の気配りがとても感じられた。また、全体にキャンパーのマナーが良く、夜に洗濯機を回す我が家が一番うるさかったかもしれない。

松山市野外活動センター:イメージ1 松山市野外活動センター:イメージ2松山市野外活動センター:イメージ3


翌日は、朝からきれいな青空。しかし、ちょうどサイトが日陰になっているので、チェックアウトまですずしく過ごすことができた。野外活動センターは「レインボーハイランド」という通称があり、オートキャンプ場以外にも団体用キャンプ場やケビン、アスレチックなどがある。長いローラー滑り台があって、子供たちは早起きして遊んでいた。キャンプ場よりさらに山を登った場所にもアスレチックがあり、家族で遊ぶ。キャンプ場よりもさらに景色が良くなり、松山市外はもちろん遠くの海ま
で見通せる。

松山市野外活動センター:イメージ4 松山市野外活動センター:イメージ5

たっぷり遊んでキャンプ場に戻ると、なんと「まむしに注意」の看板を発見。いい気になって叢にも入り込んで遊んでいたので、あせってしまった。

キャンプ場にもシャワーがあるのだが、入るのをがまんしていた。道後温泉を利用するためだ。松山市街まで、およそ30分ほど。本館の建物の雰囲気は素晴らしい。浴衣を借りられる「神の湯2階」のコースを選んだ。建物内にはクーラーもないのだが、軒先から入ってくる風が涼しく、うちわと浴衣でのんびり過ごすことができた。松山市内には他にも観光地もあるので、キャンプ場を足場にすればもうすこしゆっくり滞在できそうだった。

-DATA-

場所:
愛媛県松山市菅沢町乙280
交通:
松山自動車道松山ICより松山市内経由30分
西瀬戸自動車道今治ICから国道317号経由1時間ほど
料金:
3,000円
施設:
水洗トイレ、屋根つき炊事場、洗濯機、温水シャワー、ローラー滑り台、アスレチック、バーベキューコーナー
電話番号:
089-977-2400

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場

Aug.12, 2001

2001年の夏休み、四国へのキャンプ旅行を計画した。自動車で本州から四国へ渡るルートは3つ。学生時代に乗った宇高連絡船も忘れがたいが、それにしても便利になったものだ。フェリーの予約も必要なく、出航時間を気にすることもない。自分のペースでのんびり四国へ渡れるのはとても助かる。

今回は、まだ利用したことのないしまなみ海道を利用して四国入りすることにした。途中2箇所高速道路が未通の部分があるのだが、その分?3つのルートで一番料金が安い。自転車や徒歩で渡ることが可能なのも、この橋だけ。

前日までは紀伊半島にいる予定だったので、一気に橋を渡るのではなく、尾道周辺のキャンプ場に1泊することにした。尾道はしまなみ海道の本州側の入り口で、大林作品の舞台となったことでとても有名な町。

山陽自動車道での長い移動のあと、尾道に到着したのは、午後になってしまった。あまりに暑いので、夕方にチェックインするよう、夕方までゆっくり尾道で遊ぶことにした。尾道では、まずラーメンを食べることにして、まずガイドブックを立ち読み。おいしく食べられて良かった。そのあと、少しだけ文学の道を歩く。志賀直哉は何を書いたのかさえ忘れてしまったが、旧居だけは見学にいった。坂道がたくさんあるとは知っていたが、これほど細いとは。他人の軒先をかすめるように歩きながら、お寺を3つくらい見る。寺の中を通り抜けるように見学コースがあり、意外におもしろく散歩することができた。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ1

尾道市街から北に向かうと、道も上り坂になり、だんだん山がせまってくる。その山のふもとのあたりに「びんご運動公園」が広がっている。公園には立派な陸上競技場や体育館・プールもあるが、キャンプ場はさらに上にあがった山の上に広がっている。

管理棟に入ってチェックインをしようとしたら、今まで見たこともない機械を発見。空いているサイトが写真で表示され、自分で好きな場所を指定してボタンをおすとチケットが出てくるシステム。「おお、すごい!」と思ったら、調子が悪いらしく写真が写らない。親切な管理人さんが勧めてくれた眺めの良いサイトを選んでチェックインした。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ2

キャンプ場に入ってくる途中、公園の中に今まで見たことのないようなアスレチックや芝滑りがあるのを見かけていたので、30分ばかりで設営をすませたあとさっそく遊びに行く。たくさんの遊具があり、子供たちは大喜び。特に巨大な芝滑りがあり、めちゃくちゃ恐くておもしろい。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ3

人工芝の上を100mほどの高さからプラスチックのそりで滑り降りる。最上段から下を見ると、それだけで日の丸飛行隊の気分。(使うのはスキーではなくそりだけど)実際に滑ってみると、ものすごいスピード感。摩擦熱がそりを通り抜けてお尻に伝わってくる。ちょっとバランスをくずすとあっという間に横転し、そのまま坂の底まで転がり落ちてしまう。擦りむいたり焼けどしたりしながらも、おもしろくて子供と一緒に何回もすべって遊んだ。正直言って、こんな危険な遊びを自由にできる場所は貴重かもしれない。

たっぷり遊んで暗くなってからサイトに戻る。キャンプ場に向かう道路にゲートがあり、チェックインの時にもらったカードを入れないと中に入れないシステムになっている。サイトを通り抜ける風が涼しく、山の上という場所の良さを感じる。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ4

サイトも広く隣との間に上手に植栽してあるので、区画サイトなのに圧迫感はまったく感じない。電源・水道もついた高規格キャンプ場だが、あまり多くのキャンプ場ガイドに載っていないせいか、地元の利用者が多く落ち着いた雰囲気だった。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ5

施設的には素晴らしく、水道には専用の照明までついている。電源付キャンプ場なので、炊飯器から冷蔵庫・扇風機まで活用。シャワーやトイレもきれいだが、毎回管理棟にはいらなくてはならないのがちょっと面倒だった。かなり奥までサイトが広がっているので、そちらにテントを設営した場合、かなり遠くまで歩いてこないとならない。地面は砂だが、深い部分はやや固めで、細身のペグを曲げてしまった。

入り口がゲート式なのはすでに書いたが、夜中は暴走族のバイクの音がかなりうるさかったので、外部の人間が入って来れないという点ではとても安心できる。

広島県立びんご運動公園オートキャンプ場:イメージ6

翌日は素晴らしい天気。キャンプ場から少しあがった所に展望台があり、尾道市内やしまなみ海道の橋までよく見える。四国へ渡る前泊地として選んだのだが、尾道観光とあわせて十分楽しめた。料金がトップシーズンということで、普段より1000円高い6000円となっていたのだけが誤算。

<キャンプ場の○と×>

・とにかく運動公園の遊具がすごい。特に芝滑りは一見の価値あり。
・とてもやさしい管理人さん。子ども達は柏餅をいただきました。
・サイトからの眺めが素晴らしい。
×
・管理棟から遠いサイトだと、シャワーや洗濯等はやや不便。 

-DATA-

場所:
広島県尾道市栗原町
最寄IC:
山陽自動車道尾道ICから15分
料金:
夏休み中は6000円 その他の期間は5000円
施設:
サイトごとに炊事場・電源、水洗トイレ、有料シャワールーム、管理棟にミニ売店
電話:
0848-48-0394

オートキャンプ場グランパス

Aug.09, 2001

南紀白浜は温泉・海水浴場、そしてアドベンチャーワールドという複合遊園施設などがある一大観光都市である。実際に訪れるまで、この町の雰囲気は知らなかったのだが、関東地方でいえば、熱海に感じが似ているかもしれない。ホテルややしの木が立ち並ぶ温泉街からすぐのところにオートキャンプ場があるのだから、チェックインの時には「えっ、こんなところにキャンプ場?」とかなり違和感があった(熱海にオートキャンプ場、と考えればおわかりいただけるかもしれない)。

キャンプ場は、白浜町の海沿いのメインストリートから、坂を上がった丘に広がっている。坂の入り口にはローソンがあるので、ちょっとした買い物には便利だった。
サイトはかなり広く余裕があるが、なぜか地面が固い。

オートキャンプ場グランパス:イメージ1 オートキャンプ場グランパス:イメージ2

町中温泉だらけなのだが、キャンプ場にも温泉がある。入り口の坂の途中に「千畳の湯 グランパス」という温泉があり、キャンプ場利用者以外もたくさんやってくる。キャンパー割引で大人600円。もう一箇所場内にも露天風呂がある。こちらは無料で楽しめるのが魅力。「風呂」といっても水着着用のジャグジーのような感じ。入っているのはほとんどが子どもで、温水プールのように楽しむのが良いかもしれない。場内にはコイン式の温水シャワーもあるのだが、数が少なめなので入り口の温泉を利用した方が楽かな?

オートキャンプ場グランパス:イメージ4

シャワーだけでなく、トイレや炊事場がやや少なめなのも気になった。トイレはキャンプ場の一番端に1箇所しかないので、一番遠いサイトからだとキャンプ場を横切って行かなければならない。

我が家にとって最大の誤算は、ランドリーがないことだった。長い旅行の途中で、とにかく洗濯が必要だったので、しかたなく白浜町内まで洗濯をしに行った。観光施設がたくさんあるので、キャンプ場も長期滞在型になるとありがたいのだが。

もう一つ特徴的なのは、予約後に利用料金の全額を銀行振込しなければならないということ。当然キャンセルの場合、全額は戻ってこない。キャンプ場経営を考えるとしかたないのかもしれないが、公営のキャンプ場と比較すると利用者にとっては厳しい、というのが素直な感想である。 

とにかく周辺の観光施設の充実には、目を見張る。キャンプ場には2泊したのだが、2日目には近くの「白良浜」(しららはま)へ海水浴に行った。浜は町の名前どおりきれいな「白浜」で、水もきれいだった。温泉街らしく、海岸にきれいな無料の温泉がある。磯でシュノーケルをすると、魚がたくさん泳いでいるのが見える。水着のままキャンプ場に戻り、そのまま温泉へ。水着のままで車を運転したり、買い物をしても違和感のない町なので、とても良い雰囲気。

夜はもっと素晴らしかった。宿泊した日がたまたま花火大会の日だったのだ。打ち上げの始まる時間には、キャンパーのほとんどがそろって空を見上げている。しかし、実はキャンプ場からは山の陰になってしまって花火の下半分は見えないのだ。みんな「あの山じゃま!」とか「山どいて!」とか言いながら見ている。たまに花火が高く上がる時はとても見事に見られるのだが、その時にはいっせいに歓声が上がったりする。キャンプ場にこんな一体感があるなんてめずらしい。

海水浴をして、温泉に入って、花火を見て、と真夏のキャンプのフルコース、という感じの2泊3日だった。

<キャンプ場の○と×>

・区画サイトですが、1つ分が広々。
・場内の露天風呂、隣接の温泉、とキャンプ場でも「白浜温泉」を楽しめます。
・周辺の遊び施設が大充実。
・徒歩2-3分のローソンが、意外と便利。
×
・コインランドリーがほしかった。
・全額前納システムは、ちょっと厳しいかも。

-DATA-

場所:
和歌山県西牟婁郡白浜町字瓜切2927-1689
交通:
最寄IC/阪和自動車道御坊ICから約50km
施設:
炊事場、水洗トイレ、有料シャワールーム、無料露天風呂、温泉隣接
料金:
入場料300円/1区画4500円
電話:
0739-42-5871

孫太郎オートキャンプ場

Aug.08, 2001

「孫太郎」は東京に住んでいる私にとっても、ずっと以前から名前だけは聞いた事のある、有名なキャンプ場。ガイドブックなどにもかならず掲載されている、かなり名の知れた場所である。熊野灘レクリエーション都市、ということで、キャンプ場を含め、ホテル、コテージやプール、海水浴場などを含めて、いろいろなレジャーを楽しめる一帯を「孫太郎」と称するらしい。

しかし、ずっと疑問に思っていたのは、なぜ「孫太郎」という名前がつけられたのか、ということ。地名なのか、それともこの地域に桃太郎や三年寝太郎のような名前のおとぎ噺がわっていたのか?これは、どのガイドブックにも載っていなかったので、謎のままキャンプ場へ向かう。

前夜はSAで車中泊。せっかく近くまで来たのだから、と伊勢西ICで降りて、伊勢神宮へ向かう。お伊勢参りはさっさとすませ、そのあと参道でカキ氷やおせんべいを食べたり、伊勢うどんを食べたりしてから、孫太郎キャンプ場へ。

キャンプ場ガイドなどには、勢和多気ICから国道42号を利用するようアクセスが載っているが、伊勢神宮に寄ったので国道260号経由で移動した。これが大間違いで、細い上に曲がりくねったかなりの悪路。ようやくの思いでキャンプ場にたどり着いた。

孫太郎オートキャンプ場:イメージ1

場内に入ってみると、予想以上に海に近いので驚いた。サイトは海のそばだけあって、砂の混じった地面。濡れたパラタープを広げると、細かい砂がついていやな感じだが、水はけそのものは良さそう。キャンプ場に面した海では海水浴はできないが、水遊びや散歩などは気持ち良さそう。それもこれも天気がよければの話。それでも夜には雨もやみ、何とか明日は海水浴ができるか?という雰囲気になってきた。

孫太郎オートキャンプ場:イメージ2

「孫太郎」は日本オートキャンプ協会認定の五つ星キャンプ場。どうやって星の数を決めるのか個人的な感覚とずれがあったりする場合もあるのだが、ある程度のめやすにはなる。施設的には申し分なく、快適に利用することができる。特に管理棟が大きく、とても立派。雨の日だったので、ここの2階を開放してくれる。地元の海産物を売りに来たりするのもおもしろい。人気のキャンプ場らしく、満員の状態なので、夜中はかなりうるさかった。

翌日はようやく青空が広がる。そうなると暑くて仕方がないが、それでも太陽はありがたい。何より、あれだけびしょぬれだったテントとパラタープがあらかたかわいてしまった。

孫太郎オートキャンプ場:イメージ3

天気が良くなったので、子供たちは場内のアスレチックで遊び始めた。キャンプ場ももちろん、周辺の遊び場が素晴らしい。せっかく天気が良くなったので、チェックアウト後、まずは近くのの海水浴場へ。きれいな石の浜が広がっている。砂浜と違ってシートなども汚れないし、タオルも広げておけるのでどんどん乾く。海の水ももちろんきれいで、魚が泳いでいるのが間近で見られて良かった。海岸の入り口にシャワーなどを備えた売店があるが、シャワーはキャンパー料金で利用することができる。

続いて歩いて5分ほどのプールへ。プールは大人用のプールと滑り台のある子供用プール、大きなスライダーまである。ここも格安のキャンパー料金で利用できるので、1日楽しく遊ぶことがで来た。

キャンプ場の管理棟に、孫太郎の名前の由来が書かれていた。この地域によく見られる鳥の愛称だそうだ。

<キャンプ場の○と×>

・遊ぶ場所がたくさん。
・きれいで充実した施設。
・周辺に海水浴場・プールあり。夏場はたっぷり遊べます。
×
・とくになし。

-DATA-

場所:
三重県北牟婁郡紀伊長島町東長島浅間
電話:
05974-7-5371
最寄IC:
伊勢自動車道勢和・多気IC
料金:
フリーサイト4000円/個別サイト4500円~7000円(電源付)
場内施設:
炊事場、水洗トイレ、売店、ランドリー、シャワールーム 

富士山こどものくにオートキャンプ場

Aug.06, 2001

富士山周辺には、たくさんのオートキャンプ場がある。日本を代表する観光スポットではあるので、当然といえば当然だ。富士五湖を初め、遊園地、サファリパーク、観光牧場、温泉と、様々なプレイスポットが点在している。

今回利用したのは、「富士山こどもの国」の中に位置するオートキャンプ場。「こどもの国」については詳しくは知らないのだが、いくつかの都道府県で利用したことがある公?の施設である。今までに北海道、東京、千葉、香川のこどもの国で遊んだことがある。どの場所も、低料金できれいな広い施設を利用できるので、家族連れには大変ありがたい場所である。

富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ1

富士山こどもの国は、まだオープンして3・4年ほど?の新しい施設。富士山の南側の裾野に位置している。今年の冬に一度遊びにきたのだが、一回では遊びきれないほどの広さだった。山の裾野なのでこどもの国全体が斜面に広がっているのだが、その一番標高の高いあたりにオートキャンプ場とパオ(モンゴル式テント)が位置している。

キャンプ場としてはまだ新しく、ガイドブックなどにもあまり掲載されていないのだが、5月中旬に予約を入れたところ、すでにパオは埋まっていた。パオの利用料金はオートキャンプと変わらないので、とても魅力的。

富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ2

御殿場にできたアウトレットモールで買い物などをしていたので、キャンプ場に到着したのは5時ごろ。富士山こどもの国には2箇所入り口があり、キャンプ場へは「草原の国入口」を利用するのだが、ちょっと迷ってしまった。まず車を駐車場にとめ、受付けで名前を告げると入園料を払う。これは、こどもの国の利用料で、キャンプ料金とは別途かかってしまうのだが、2日間遊べるのでお得。

新しいキャンプ場だけあって、きれいなトイレと炊事場は快適。公の施設らしく、トイレ等はバリアフリーを意識して作られているのも好感が持てる。設営を始めると、地面の硬さに参ってしまった。さすが日本最大の火山のお膝元である。細身のネイルペグでは歯が立たず、2・3本曲げてしまった。

富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ3 富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ4

また、場内には大きな溶岩がごろごろ積み上げてある場所があって、多くの子供たちはここで追いかけっこやかくれんぼをして遊んでいた。これは他のキャンプ場ではありえない素晴らしい「遊具」である。ただし、ころぶとすこぶる痛い。サイトの番号の表示も溶岩で作ってあるのでおもしろい。

富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ5 富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ6

ごみの持ち帰りに大してはきびしい。どこの観光地にとっても、客の置いていくごみの処理はかなりの負担になっている。きれいな施設をそのままに維持するためにもしかたのない面もあるが、長期の利用者にとっては悩みどころ。

誤算だったのが、標高の高さ。出発するまでは、かなりの猛暑が続いていたのだが、ここ2・3日小雨が降り続いている。日が差さないとかなり冷え込んでしまう。暑がりの私は半そで半ズボンでキャンプを通すつもりだったが、さすがに我慢できずにGパンに履き替えてしまった。逆にいえば、真夏でもかなり快適にキャンプを楽しむことができるロケーションである。

翌朝も残念ながら雨。子供たちは8時まで寝ている。目がさめてから。朝食のあと、雨の中撤収。雨に濡れないよう休むまもなく必死でかたづけるので、記録的な速さで片付けが終わってしまった。雨は止まないが、そのままこどもの国で遊ぶ。広い場内はレストランや体育館などのある「まち」、キャンプ場や小動物園のある「草原の国」、水遊びやカヌーに乗る事のできる「水の国」に分かれている。傘を4本持って「草原の国」から「まち」まで歩く。予約満員で利用できなかったパオを横目で見ながら歩いていくと20分ほどで「まち」に到着。

「まち」では子供たちは自由に使える画用紙などで工作をすることができる。雨が降ってもそれなりに遊べるので助かった。少し雨も止んだので、「水の国」へ。晴れていたら楽しそうな滑り台などもあったが、今回はカヌーや水車で遊ぶ(冬にきたときにはこの池は凍結していた)。

富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ7 富士山こどものくにオートキャンプ場:イメージ8

このキャンプ場、こどもの国で遊ぶことを前提に利用することがほとんどだと思うが、こどもの国だけでもこれだけの広さがあるので、遊ぶ場所についてはまったく文句のつけようがない。今回は1泊しか利用しなかったが、富士山周辺の施設と組み合わせれば長期のキャンプでもずっと遊んでいられそうだった。

<キャンプ場の○と×>

・遊ぶ場所がたくさん。
・施設がきれい。
・場内の「溶岩」が面白い。
×
・サイトがやや硬いので、ペグ等それなりの準備が必要。
・場内に食材を買える売店はないので、事前に買い物を。

-DATA-

場所:
静岡県富士市桑崎1015
最寄IC:
東名道裾野IC・富士IC
料金:
一区画4,000円
別途、こどもの国入場料/大人800円・子ども4000円
場内施設:
炊事場、水洗トイレ

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